人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
社会の知恵袋

矛盾は不幸の始まり

両立させるのがマネジメント力

 「あちらを立てればこちらが立たず」

「良質な商品を求める経営陣と低価格を求める営業部」

異なる方向へベクトルが向かっているものを束ねなければならないことが多いです

マネジメント職になってから頭が痛かったのが両立です

・メンバー間の競争と和合性の両立

・新規売上と顧客売上の両立

・営業時間延長と時短の両立

・仕事量増とシンプルなマニュアルの両立

商品開発にいた同期がよく言っていたのが

・高品質と低価格の両立

・自社のカラーと世間の好みの両立

そして誰もが

・仕事と家庭の両立

・子供のしつけと愛情への両立

両立しなければならないことが世の中には非常にたくさんあります

矛盾は不幸の始まりと言います

「とにかく低価格だ!」と突っ走り、品質を落とし、作業を単略化しても消費者はバカではありません 売上減でいずれ跳ね返ってきます

「厳しくするしかない!憎まれてもしょうがない!」と言う上司はいますが、売上など一時的には伸びますが、長期で観れば モチベーションは落ち 離職は増え 業績は低下します

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 2極あるのが世の中の原理

 東洋には陰陽説という考え方があります

かなり昔にできた自然哲学です 殷や周の時代より前だと思います

これに五行説が加わり 2×5で「十干」が生まれ 「十二支」が加わり「干支」が生まれます

様々な民族が出会うことにより 東洋の自然哲学は生まれたようです

寒いがあるから暑いがある という考え方です

寒いという基準があるから暑いという基準が生まれる

・夜と昼

・男と女

・上と下

・固いと柔らかい

・動くと止まる

・早いと遅い

・長いと短い

・大きいと小さい

・生と死

必ず2極あるという考え方です

売上を作るために 部下に厳しく・強く・激しく 言い続けたらやがて「反発された」そうまで行かなくても「心が離れた」となりかねません

車にアクセルとブレーキがあるように ホットがあればクールが必要なのです

家庭と仕事 商品力と営業力「どっちが大事なんだ」は愚問で 両方を生かすために両立させるさせなければならないのです

「売上を作りさえすればいい あとは考えなくていい」などは アクセルは踏むけどブレーキは踏まないと同じです

顧客を大事にするという日本企業は多いです それはそれでいいことですが 顧客もいつまでも売り上げに貢献するかわかりません 他社に乗り換えるかもしれません

新規客を作る行動も同時にしていかなければなりません

親子でも 企業活動でも 両立なくして長期に維持・繁栄することは困難です

なんでも 2方向から観る 2方向に動く ということです

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必ず矛盾は生じてくる

 個人的にはあまり好きな人物ではないですが 毛沢東が「矛盾論」で

どんな事物でも矛盾を含んでいないものはない

矛盾が無ければ世界はない

と言っています

世の中は自分の都合がいいようにばかりならないとわかっているのに、欲が先立つと無理押しをし、失敗する

表があれば必ず裏があり 動があれば反動がある 敵と味方は矛盾し摩擦が起こるが その摩擦があるからこそ物は動くし 回転も生まれる

矛盾を恐れたり 回避したりするのではなく 矛盾の正体を正しくつかんで活用すればよいのである

 磁石に電気を流し 反発する2つの極の力を利用したのがモーターです

子育てのうまい親は厳しくしながらも 子供から慕われます そして立派な人物に育て上げます (まねできませんが)両立するのが上手いのだと思います

2つの極を同時に動かすことで 強い力を生み出すのが腕の見せ所ではないでしょうか

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

   

   

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