いつの時代も未来は暗い
セロトニンが多い南米やアフリカの人は楽観的ですが、少ない東アジアの人は不安症になります
東アジアの中でも日本人は特に少なく90%近くの人が不安を抱えやすいハートをしています
これは非常に損な性格に感じますが
・日本の製品は壊れない
・サービスが丁寧
・交通機関の運行が段違いに正確
・貯蓄率が高い
・社会ルールを守る
などのメリットもあり、コロナの時も最後までマスクを取らない国が日本でした
「少子高齢化で日本は縮み続ける」
「労働人口がどんどん減っていく」
「年金が不安だ」
などなど、とにかく将来に対して不安がりますが、いつの時代も日本人は将来に対して明るく見ていません
変化の時も不安
変化しないのも不安
これはある意味『未来に対しての防衛思考が働きやすい』というメリットに感じます
「日本人は失職に弱い」と言われますが、故に昭和の終身雇用制度はありがたかったし、終身雇用は維持できなくなっても労働法により従業員は簡単に解雇できません
欧米のように活躍していても、いとも簡単に解雇される文化もいかがなものかと思いますが、日本も昭和のキャリアモデルは劣化し、令和のキャリアモデルがつくられつつあります
令和のキャリアモデルを考えるべき
「人生100年時代」と言われてますが、現実的にはまだなっていません
近い未来でも、男性85歳・女性92歳くらいだと予測されています
100歳を越えるのは今の中高生くらいからのようです
年金はざっくり考えて『平均寿命-15年』で計算されるようなので、男性は70歳・女性は75歳くらいまで働くようになりそうです
昭和の末期でも男性の平均寿命は73歳なので『定年55歳』は妥当でしたが、令和は何らかのカタチで70歳~75歳まで働くことになります
「60歳でリタイアしたい」
「55歳役職定年ならそこで辞めたい」
というのであれば、FIREの準備を若いうちからしなければなりません
60歳で仕事を辞めることも『プチFIRE』と呼ぶようですが、たしかに60歳で辞める人は何らかの準備をしていた人です
もう30代や40代がFIREではなく、60歳前後で仕事を辞められる人も立派なFIREの時代です
女性から「人生のほとんどがおばさんの期間の時代で過ごすことになる」などと言われましたが、この辺の定義も見直す時代だと思います
高齢者の定義や後期高齢者の定義も見直すべきです
ジムに行くとかなりの重量を上げている高齢者もいます
昭和モデルの『学校を出てからは一つの企業で55歳まで働き、定年後は年金暮らしで70歳で人生を終える』ではないのは明らかです
令和の60代と昭和の60代は大きく違い、70歳も昭和とは比べ物にならないほど元気です
サザエさんは25歳で波平さんは54歳は昭和のモデルです
令和の波平さんと同い年は福山雅治さんですから、昭和と令和ではかなり環境が変わったのは明らかです
学校を出たら社会で働くのは変わりませんが、問題は人生の後半の稼ぎ方です
国の方針に無思考で流されると75歳まで働く流れに乗せられると思います
①労働人口の減から働き手が欲しい
②労働人口の減から税収入減を抑えたい
③高齢者の増から年金支給を遅らせたい
などの目的があると思います
特に2030年代からは年金問題は深刻さを増すので、早めに男性70歳支給・女性75歳支給としたいのですが、なんせ「年金問題は燃える」と言われますので、選挙後からの発表になると思います
昭和のキャリアを令和に引きずらない
人類は長きにわたり病気と闘い医療が発展し、飢えと戦い食糧問題を解決してきましたが、今度は長寿社会問題に取り組まねばなりません
この長寿問題がキャリアに大きな影響を与えます
人生100年時代のキャリア形成|ビジネス算命学 (ahikaga.com)
以前『人生は3段ロケットの時代になる』と書いたことがありますが、寿命という成層圏がどんどん高くなっていくので、キャリアも当然大きく変化を求められるようになります
企業に雇用延長ばかり要求しても無理があります
年金支給年齢を遅らせるにも不満があり、昭和キャリアモデルで人生を考えていた人たちは「まだ働くの?」と不満が吹き出しそうです
60歳支給の場合は70%になってしまいますが、年金支給年齢は個人が選べるのがベストです
日本の年金は先進国の中では支給額が少ないですが、支給期間は世界でもダントツに長いという問題を抱えています
定年という日本独自の制度もなくなっていくと思いますので、次回はその辺を書き綴っていきたいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました