若年期に天印星がある場合
十干同士の結びつきで形成されている十大主星は『空間の星』で変わらない本質をもっていますが、十干と十二支の結びつきで形成される十二大従星は『時間の星』で時間と共に変わる質をもっています
人体星図に現れた十二大従星で初年期・中年期・晩年期を観ていきます
天印星といえば赤ちゃんのエネルギーを表し、キーワードは『人に好かれる』『ユーモアがある』です
初年期に天印星がある場合は順当な位置にあるといえ、矛盾がなく育てやすい子供らしい子供で、素直で純粋な子供時代といえます
明るくユーモアがあり周りに好かれる人で『アイドルの星』とも言われています
赤ちゃんのエネルギーというと弱く感じますが、親の擁護下で完全に守られており意外に強いエネルギーをもっています
周りの大人たちに非常に可愛がられる反面、いいなりになりやすかったり、相手のペースに引きずられ易かったりします
愛らしくマスコット的魅力があるので広告塔になりやすく、受け身の社交性をもっており交際範囲も広がっていきます
よく人に愛されることはいいことですが、それを面白く思わず嫉む人もいるので順調な時ほど周囲に気を使うことが必要です
社会に出ると年上の異性に何かと可愛がられます
養子という暗示もあり、母方の姓を名乗ったり、両親の兄弟の家を継ぐことになったりします
女性の場合は養子をもらうカタチにもなる可能性があります
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
中年期に天印星がある場合
人間関係が良好で何かにつけて助けてくれる人がいます
「職場に友あり、家庭に客あり」で人間関係に恵まれた中年期であり、笑いの多い豊かな生活がエンジョイできます
壮年期に赤ちゃんのエネルギーなので少し矛盾が生じ、あまり積極性が出てきません
リーダーになったり、責任のある立場が苦手となります
目上に素直に従っていた方がスムーズに進み、結婚後は配偶者のペースになりやすいです
対人関係のトラブルが生じた場合、時の流れに任せておくと自然に周りが解決してくれます
自分を強く打ち出さないことがポイントで、自分で生きようとすると弱くなり、周囲の力を借りて生きようとすると強くなります
目上に素直に従い、えばらずに謙虚に生きるのが最善です
周りの意見を聞きすぎると右往左往したり、あらぬ批判を受けたりするので、すぐに人の話に乗らず自分で考えて判断する努力が大切です
壮年期でも養子に出ることがあります
お金に困らないのも特徴で、養子に行って財産を相続したり、会社の財を引き継いだりします
両親の援助でマイホームをもつ場合もあります
人からの贈り物や遺産相続で思いがけない財や幸福を手に入れる場合もあります
晩年期に天印星がある場合
可愛いお年寄りで周りに人気があります
それまでどんなに威厳があり人に対して圧力があった人でも、年をとってから突然かわいらしい面が出てきます
服装も若くなり、周りがかまいたくなるような雰囲気が出てきます
人に憎まれない人で、年の離れた人との交流も増え孤独になりにくい晩年です
変に利口ぶらない方がよく、知識や知恵をひけらかすと反発を受けたりします
自然体でふるまう方が周りから好かれます
言いたい放題、やりたい放題が許され非常に恵まれた晩年といえます
手間のかかるお年寄りですが、そのわがままが一向に憎めません
悪い印象を周囲に与えない徳をもった老後になります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました