若年期に天南星がある場合
十干同士の結びつきで形成されている十大主星は『空間の星』で変わらない本質をもっていますが、十干と十二支の結びつきで形成される十二大従星は『時間の星』で時間と共に変わる質をもっています
人体星図に現れた十二大従星で初年期・中年期・晩年期を観ていきます
天南星は青年のエネルギーで、社会に出たばかりで世の中の仕組みがよくわかっていないが、経験を積むことによって運が強くなっていく若いエネルギーです
なんにでも挑戦していく前進力があり、批判力も強いのが特徴で、天将星・天禄星の次にくる身強の星です
若い星ですが、強すぎて若年期にあるとやや矛盾になります
反発・反抗の強い子供で、少し無鉄砲なところがあり破天荒なことをして親に心配をかけたりします
天南星は父親の運気の強い時に生まれ、一家に勢いがあるために非常に頑張り屋で、怖いもの知らずの強さをもっています
物事を実行する時のエネルギーは強く、行動力があります
強い批判力は、世間のことがよくわからないのに他人に厳しい目をもって接したりするので「生意気だ!」と反感をかうこともあります
「ひと言多いが頑張り屋なところは良い」という若年期です
子供なのに大人の感覚をもっており、周囲をリードします
そういう意味では、子供時代は団体行動をさせると良くなります
①わがままに育てない
②目標を与えてチャレンジさせる
③スポーツで発散させる
と強いエネルギーが上手く消化されて陽転していきます
天南星が2つ以上あると、情の部分が不足し非常に強い批判力になります
何事においても長所より短所を指摘するので、評論家としては大成します
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中年期に天南星がある場合
中年期に天南星があるのは順当といえ、実力を十分発揮できます
強いエネルギーがあるのでかなりのハードワークもこなしますが、疲労の蓄積には鈍感で突然倒れたりするので注意が必要です
人に任せられない性分なので、部下が育たなかったりしますから、目下への批判精神は抑え、育成を心掛けることが大切です
若いエネルギーの天南星は体力・気力はあるが、体験や経験が不足している為、持ち前の前進力で体験学習により多くのものを吸収しようとします
若い時は挫折をしてそれを乗り越えて運気を上げていくのが天南星の特徴です
独創的な思考力を買われ全精力を仕事に注ぎ込むので、比較的順調にエリートコースを歩む人が多いです
ただ、強い批判力でないものを口でカバーしようとすると評論家姿勢になるので、言葉に注意が必要です
辛辣な言動の抑えが効かず、人間関係を壊すことがあります
人生に前向きでたくましく、積極的なところは評価されますが『前進は出来るが後退は出来ない』という特徴も自覚しておくことが必要です
本来は善人で良い人なのですが、悪ぶるクセにも注意が必要です
天邪鬼なところがあり、好きな人がいても言えずに、反対に嫌がらせをしたりして逆なことをしてしまいがちです
晩年期に天南星がある場合
晩年期に天南星があるのもやや矛盾になり、おとなしいお年寄りにはなりにくいです
年をとっても気が若く強気で、老いてますます盛んと言う感じです
口が達者なお年寄りで、エネルギーも有り余っているので、趣味などをもって発散するのが一番です
批判力は健在で辛口なお年寄りですが「批判の裏側に愛があり」で、辛口な言葉の裏側に情の深い面が隠されています
口うるさいお年寄りですが、自分を犠牲にして若者の面倒をみる優しさもあります
天恍星と違い住居は動かず、晩年は家の権力者になり、跡取りのようになります
右足にも左足にも天南星があると、足腰が丈夫でマラソンなども出来る健脚ぶりをみせます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました