組織から好まれるポジティブ
「ネガティブは悪くて、ポジティブは良いこと」
「ポジティブな人は発言も前向きで明るい」
「ポジティブな人はチャレンジ精神旺盛」
「ポジティブな人は活気があり周りを明るくする」
と聞けばポジティブな人の方がいいに決まっているという結論になります
ネガティブはこの逆ですから「いや」「でも」「そんなこと言っても」などといううじうじした後ろ向きなイメージがあります
先日変わった意見を聞きました
「A君はポジティブだから上司にいいように利用され搾取されている」
リーダーからすると、前向きですぐに行動に移すポジティブな人はありがたいようですが、ついつい過剰に利用してしまうようです
「Bさんはポジティブすぎて人の気持ちにずかずか入り込んでくる」
人のネガティブな部分を否定してポジティブを押し付けてくる人は、周りに敬遠されるようです
ネガティブは悪いことではない
ポジティブ比率が高過ぎる人は「暑っ苦しい」「利用されてばかりいる」「無神経でうざったい」などの批判も浴びるようです
そもそも何故ネガティブな感情の方が多いのか?
子供を持った母親などを見てると「簡単に死んでしまう脆弱な命」を守らなければならないため、子を持つ前に比べればかなり思考が違うように見えます
「外で働く夫が変な病原菌を持ち込まないだろうか?」
「この食品は安全か?」
「外で変な音がした」
などマイナス思考が強くなってくる気がします
人が安全・安心・安定のAAAを求めるにあたりネガティブ思考は必要なものになってきます
「失敗したらどうしよう」
「皆に迷惑かけたらどうしよう」
などのネガティブ思考は完全に消えることはないと思います
陰陽バランスが大事
ポジティブ100%では能天気過ぎて危険です
ポジティブもネガティブも必要なものとなればそのバランスですが
「ポジティブ3:ネガティブ1がベストバランス」
という人もいれば
「ポジティブ51:ネガティブ49でわずかでもポジティブが多ければいい」
という人もいます
但し多くの人は意識しないとネガティブ比率の方が高くなりがちです
アクセルとブレーキ
暖房と冷房
のようなものなのでバランスに対する考え方は人それぞれです
ポジティブ過ぎれば危機意識ゼロで無神経
ネガティブ過ぎればうじうじと考えるばかりで何もしない人
東洋の陰陽説は『中庸が最も理想』としていますので、その人なりのバランスをもてばいいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました