わたしOK あなたもOK
前回の『EQ=心の知能指数を高める』の続きです
EQを高める為に
『自己理解』を高め
『感情管理』を訓練し
『共感力』を磨く
という人財育成コンサルタントの三浦将さんが4つ目にあげるのが
『人間関係管理』の重要さです
①本音でポジティブ
②建前でポジティブ
③本音でネガティブ
④建前でネガティブ
の中では『本音でポジティブ』=自分も相手も尊重した状態
ようは「自分OK・あなたもOK」ということです
相手の気持ちを尊重しつつ、自分の意見・要望を主張できる状態を『アンサーティブ』と呼びます
『自分と相手の双方の為に』という視点を持って率直で前向きな主張をすることです
アンサーティブによりEQは高まります
アンサーティブはちょっと耳慣れない言葉ですよね
WIN-WINの関係を築くことが出来る
アサーティブは「強い自己主張」「言い張る」「積極的」を意味 する言葉です
- 相手の立場や尊重した上で、客観的な視点も含めて意見交換を行う
- 相手の気持ちに配慮する
- 我慢せず、自分自身の意見をハッキリと伝える
- 相手の意見を受け止め、感情的にならない
- 意見が対立した時はお互いが納得する結論を模索する
アサーティブコミュニケーションとは、互いの意見や立場を尊重し、自身の意見をハッキリと伝えるコミュニケーション方法です
尊重と自己主張を重視するアサーティブコミュニケーションは異なる業種・異なる環境で育った同士 ・異なる世代などの異質の人々とのコミュニケーションには重要なスキルです
またアサーティブコミュニケーションはWIN-WINの関係を築くことが出来るのも大きなメリットです
アサーティブコミュニケーションは、風通しの良い職場作りには最適と言えます
コミュニケーションの活性化にもつながり、スタッフ同士のチームワークも強化され、生産性が向上することにも役立ちます
これらにより、企業の持続的な成長も期待されるので好循環が生まれやすい環境となります
求められる人間管理能力
昭和という時代は55歳が定年でした
これが70歳・75歳と延長されていくと、組織内は18歳~75歳の60歳離れた世代が働くことになります
高度成長期に社会に出た人は兄弟も多く、親も兄弟が多い為に親戚の大人たちと頻繁に接触して育ってきました
近所の大人たちも積極的に声をかけてきた時代です
だんだんと兄弟は二人などになってきます
一人っ子で両親と祖父祖母しか身近な大人がいない中で育つことも多くなりました
「目上を尊重しろ=理解しろ」
「目上とのコミュニケーション能力が大事」
など要求しても、それが難しい環境で育ってきた若者も多いです
世代間ギャップが埋められないから「何考えてるかわからない世代」となりかねません
中には性格的に「積極的に理解しよう」「積極的に共感しよう」と動いてくれる人もどの世代にもいますが、なんとなく距離を作ったり、壁を作ったりする人もいます
「人間関係は煩わしい、一人でいる時間が好きだ」という人は増えてきていますが、そんな時代だからこそ、EQ=心の知能指数の高い人が組織を引っ張ることが求められるのではないかと思います
IQは努力で変えるのは難しいけれど、EQは変えることが出来るし、また社会で求められるのはEQの高さです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました