人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人財育成

アメとムチ信仰は正しいのか

どうすれば人は育つのか

前回に引き続き「日本人気質に合った人材育成」を考えてみたいと思います

親や管理職や人を教育する立場の人は「どう育成するのがいいのか?」と悩んでいると思います

東洋には性善説・性悪説などもあり「人は自主的にいい仕事をする」と考えたり「管理してないと怠けるので厳しくすべきだ」と考えたりされてます

大概は「どちらも必要で、ケースバイケースで使い分ける」という意見が多いです

古来よりアメとムチという考え方があります

成功にはアメ、失敗にはムチを・・・それにより人は学習していくという考え方です

「アメとムチ」を使い分けるのがいいのか?

「アメだけ」がいいのか?

「ムチだけ」がいいのか?

と質問すると大概は「アメとムチ」がベストと答える方が多いです

理由は「俺はそうやって育てられてきたから」という返答です

ムチがあるとチャレンジしなくなる

マウスに一方にご褒美、一方に電気ショックを与える仕掛けを作ります

「動物はとにかくエサが欲しいから果敢にアタックするだろう!」と思いきや、マウスは動かなくなります

これは人も同じでムチがあるとチャレンジしなくなってくるということです

世の管理職は「チャレンジする人がいないと現状打破できない」

世の親は「子供はとにかくやってみることが大切」

トライ&エラーが重要だということをよくわかっています

親や管理職も人間なので失敗を嫌います

失敗に対して、怒ったり、嫌味を言ったり、嫌な顔をしたりしがちです

「トライはいいが、エラーはヤダ」は当然あります

脳科学者の中野信子さんはアメと無視がベストだと言います

とにかくチャレンジする人が多い環境は現状を改善改革し続けます

私達の多くは『アメとムチ信仰』を信じすぎていたかもしれません

山本五十六の人材育成論

日本で有数の厳しい集団といえば、かつての軍隊でしょう

命のやり取りをするわけですから、恐怖に打ち勝つ精神力を作らなければなりません

最も「ムチが必要」な組織のように感じます

山本五十六海軍大将の言葉

やってみせ

言って聞かせて 

させてみせ 

褒めてやらねば人は動かじ 

(この言葉には続きがあります)

話し合い

耳を傾け承認し 

任せてやらねば人は育たず 

やってる姿を感謝で見守って 

信頼せねば人は実らず

人を動かす・人を育てる・実らす・・・どこにも「叱れ」「怒れ」「強く注意しろ」などは語られていません

実年者は若者が何をしたかなどとは言うな!何ができるかと、その可能性を発見してやってくれと語っていたようです

『何ができるかと、その可能性の発見』

付き合って2~3ヵ月もすれば誰にも尊敬されていたという山本五十六は、現代に失いかけているリーダーとしての大切な要素を兼ね備えていた人物と言えそうです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています