成功回避動機について
目標達成のエネルギーは当然「やる気」を生みます
達成感は何物にも代えがたい「心の栄養」となる反面「失敗したらどうしよう」というマイナス感情も発生します
この成功を恐れることを『成功回避動機』と言います
チャレンジして成功して得られる報酬と、失敗した時のマイナスを考えるのが人間ですが十人十色ですね
自尊心の強いエリート意識の強い人、負けず嫌いで繊細な人にその傾向がでます
直情傾向の人は陽転していると「失敗がなんだ!」という感じですが、エリート意識が強い人は理知的かつプライドが高い分、成功回避動機が出やすくなります
また心理学実験では男性より女性の方が成功回避動機が発生しやすいようです

達成動機について
『達成動機』とは何かを成し遂げたいという欲求から発生します
難解な問題をやり抜いたり、他者との競争に打ち勝ったり、自分の才能を伸ばし自尊心を高めたり、目標を達成したりして喜びを感じることです
『達成動機付けモデル』を打ち立てたアトキンソン(Atkinson.J.W)は『成功したい気持ち』対『失敗したくない気持ち』が5:5のときに達成への動機付けが最も高まる としました
この『やる気の黄金比率』は部下や子供のチャレンジにけっこう用いてました
成功の可能性が低いほど達成感も高くなりますが、 失敗する可能性が高いとやる気がでません
リーダーや経営者はこの辺のバランスをうまく訴え、皆をひっぱっていくことが重要です
たれでも失敗のリスクをおうのは苦しいことです
しかしこのリスクをおう覚悟があるか否かが成功へのカギとなるのも確かで、リスクを負い、苦しみながら達成したことから人は喜びと共に自信を持ちます

動機のコントロール
人は「成功したい」「目標達成したい」「勝ちたい」と願う反面、失敗への恐怖心も同時に持ち合わせます
逃避することで自分を守ろうとする防衛意識がありますので、これがやる気の発生のブレーキにもなっていると思います
アクセルとブレーキは陰陽の関係で人の心には必要なものであり、大切なのは 計画的に物事を考える思考回路作りと 失敗しても壊れない心の強さ、 そして的確な『動機付け』が必要になってきます
やる気と失敗への恐怖心のコントロールが重要になってきて『親和動機』や『達成動機』をうまくコントロールできるようになれば、自分に自信がつき集団の中で自分の居場所を得ることができます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました