10人中、1人は敵・2人は味方
ストレスの多くは人間関係から生じるものが多いようです
まったくストレスを感じない他者もいますが、大いにストレスを感じる他者もいます
ユダヤの教えで『2:7:1の法則』というものがあります
10人いたら
1人は自分のことをとにかく嫌ってくる、否定してくる、妨害してくる
2人は好意的に接してくる
7人は良くも悪くもない
全員と仲良くなるのは無理なので、嫌ってくる人を遠ざけ、好意を持つ2人との関係性を深めましょう
という教えです
「誰とでも仲良くやらなければならない」と考えている人は人間関係のストレスが強く
「距離を置く人、距離を縮める人を決めている」人はストレスが少ないと言います
一般的に「人の好き嫌いはよくない」「誰とでも上手くやっていける人は素晴らしい」と言われますが、ストレスの観点で見るとそうでもなさそうです
人間関係のストレス軽減
学校でも会社組織でも基本的には関わる人を選べません
トランプのカードが配られるように人間関係は巡ってきます
「真面目な自分の性格に疲れた」という人がいましたが、人間関係の和を保つために
・人の顔色を常に見る
・期待に応えようとする
・迷惑を掛けないように細心の注意をする
などを「真面目で疲れる性格」と言っているようです
逆に他人の目を全く気にしなくなると
・身だしなみが乱れる
・時間や規則にルーズになる
・人を傷つける発言が多くなる
などマイペースが暴走するので『中庸を保つ』ことが一番だと思います
私が副支店長時代、3つ年上の新任支店長が転勤してきましたが、偏屈なベテランの女性に手を焼いていました
私から見ると「少し神経質で理屈っぽいけど、仕事を完璧にこなす人」でしたが、支店長から見ると「陰険で頑固で常に反発してくる超やりにくい存在」に見えたようです
他のスタッフからは嫌われてないので、支店長のみ『10人のうちの1人の害』でした
「あいつさえいなければいい組織なのに・・・」と先輩支店長に相談した時に「10人いれば一人は害だ!でもその人を切るとまた誰かが新しい害になる」と言われたらしく「たしかにそうだ!切ったところで新たな害が生まれるだけだ!」と納得していました
「10人いたら1人は害な人がいなければならない」と当たり前のように考えていた方がいいかもしれません
「10人いて、10人とも害な人」の場合は、とてつもなくおかしな人の集まりか、自分が変だということになります
友達は少なくていい
松本人志さんが「友達って必要ではあるけれど、そんなにたくさんいらない!2~3人いればこと足りる」と話していました
友達には適正人員数があるようです
嵐の二宮和也さんも「彼女に求める条件なんてないですよ!ずっと味方でいてくれればいい!」と語っていました
人間関係は極少数の味方が必要のようです
人と人は会話の量が大事です
とことん話し合うことが重要です
「話せばわかりあえる」のではなく
話せば話すほど「相手は自分とは違う人間なんだ」ということがわかるからです
これは親子でも同じです
「私の子供だから話し合わなくてもわかり合えている」
「愛し合っている仲だから話し合わなくてもわかり合えている」
は怠慢だし危険です
味方とはよく会話を重ね、自分と違うところに理解を示し、尊重することです
『どうでもいい人は遠ざけ、味方は大切にする』はベターな人間関係の築き方のようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました