うつ病になりやすい人

うつ病は大きく分けて2種類
最近はかなりの種類に分類されているうつ病ですが、大きく分けると『大うつ病』と『双極性障害』の2つがあります
私が社会人になった頃はバブル崩壊で経済低迷の環境に、昭和入社のモーレツ世代がリーダーだったので、低成長社会を高度成長期のノウハウで指導され社内でもうつ病は増え続けていました
皆さんの職場や知人にもうつ病の診断をされたことがある人はいるかもしれません
うつ病は一見すると「怠けているだけ」と見えたり「もっとやる気を出せ!」などと言われたりもしますから 周りの理解が重要です
うつ病で一番怖いのは「自殺」で、 人は心に耐えうることのできない痛みを伴うと『そこから逃れるために』命を絶つ行動をします
ここまでくると『うつ病=心の風邪』などとは言ってられません

うつ病になりやすい人
うつ病はなりやすい人と、なりにくい人がいます
一般的にみなさんの周りで言われてるのが、責任感が強く、まじめで、几帳面な人、人間関係に神経質な人などでしょうか?
心理学の専門用語では 『メランコリー親和型性格』の人がなりやすいとされています 管理職を長くやっていて、私なりに言えば 『心の安らぎが創りにくい人』 『物事をちゃかすゆとりのない人』 と分析しています
ものごとを茶化すゆとりにある人や「まっいいか!」と柔軟に割り切れる人は心のリセット機能が上手く機能しているようです
格闘技の世界でも「身体が固いとケガをしやすいといいますが、 これと同じくでビジネスも心理の格闘技的な面が強く、心が固いと心のケガをしやすいのです
不真面目になれとは言いませんが、車のハンドルにあそびの設定がされているように、もう少し柔らかい心をもつ癖をつけた方がいいのではないでしょうか?

うつ病への接し方
うつ病の人に対しては周囲の仲間も心がけが必要になってきます
特に多くやってしまいがちなのが「頑張れ」とか「君なら大丈夫」などの背中を押す声かけですが「頑張れ」などの言葉をかけてはいけません
うつ病の人に励ましの言葉をかけることは厳禁なのです
「頑張れ」や「気にしないで」といった言葉は、うつ病の人にとってはプレッシャーになるからです
心が病んでいる状態というのは本来の力を発揮することができないため、周りの期待に応えられなかったというショックでさらに落ち込んでしまいます
たとえうつ病の人を励まそうという気持ちからでも「私もそうだったけど大丈夫だった」というような言葉も禁句で、一般的な個人の考えや経験は避けるべきなのです
うつ病は個人ごとに症状が異なるため、自分と同じと一方的に思い込んで一般化することは適切ではなく、まずうつ病の人の話を聞いて心から寄り添ってあげることが大切になってきます
さらに社会的活動への参加を促すことも厳禁で、うつ病の人は今まで当たり前にできていたこともできなくなっている状態ですので、社交的な活動は非常に困難に感じるのです
うつ病の回復状況を見守りながら、うつ病の人のペースを尊重し、無理に参加を促さずに、社会復帰に関しては医療機関や支援機関の判断に従うべきです
もし自分がうつになったら、一人で抱えこまずに家族や友人、医師に相談することです
心のうちを吐き出しただけで気持ちが楽になったり、誰かに聞いてもらえただけで安心できたりするものなので、 決断など大事なことはどんなに今決めたくなっても堪えて、うつ病が治ってからするようにすべきです
うつ病になると気分が落ち込んだり、不安になったり、憂うつで眠れなくなったり、仕事や学校に行けなくなったりすることがあり、本人にとっては何をする気にもならないほどにつらい状態で、それまでできていたことでもできなくなってしまいます
それまで元気に行動していた様子から「怠けているのだろう」「逃げているのではないか」と責めてしまうことは全体に避けるべきです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました







