人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
五本能

いじめ・パワハラの構造

生きる為に必要で備わる本能

あらゆる生物は「生きる為」「子孫を残すため」の構造になっています

様々な本能は生きる為に備わっています

それぞれに高次元・低次元があり、個人・集団それぞれの出方があります

生物生存のために必要な行為は快楽を得るように出来ています

食事にしても「栄養補給をしなくては」という意識よりも「美味しいものを食べて幸福感を味わいたい」という快楽を求めての行動です

生命維持行動しかり、子孫繁栄行動しかり、快楽とセットになっています

教わらなくても自然に求めていくようにできているのが生命です

学んで知識をインプットしていくために習得本能があり

人に伝えるためにアウトプットする伝達本能があり

何かから守るために守備本能があります

人類の歴史の大半は狩猟時代が占めています

人間は生きている植物・動物の生命を奪い摂取しなければ生きて行けず、攻撃本能が備わっています

動物を可愛がる⇔食す

植物を育てる⇔食す

の矛盾した質を要しているのが人間です

目が前向きについているということは狩猟する構造です

逃げる専門ならウサギのように横に目がついています

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環境的に歪められた攻撃本能

攻撃本能が高次元で出れば「他社より良い商品を作るぞ」「販売実績を伸ばすぞ」「コロナウイルス撲滅だ」となりますが、そうそう高次元だけに発動するわけではありません

猟時代と現代は生命維持=食糧確保の環境が大きく違います

1次産業が動物植物の確保

2次産業がその加工

3次産業が食材の販売・飲食店での提供

を行ってくれるので、植物を採取・動物を狩猟という行動をしなくて済みます

中世は牛・豚・鳥などが身近であったために〈命を搾取する〉という自覚が強いです

食事の前には東洋でも西洋でも祈る習慣があります

日本でも「あなたの命を頂きます」と手を合わせる習慣があり、短略化され「いただきます」になっています

〈動物を追い回し仕留める〉は快楽物質が脳から出ていたのです

あらゆる本能の中で最も歪められているものが攻撃本能です

いじめ問題はもとより

ネットで他人を誹謗中傷する

親が必要以上に子供を叱ったり

上司が部下(立場の弱い者)を責めたりするのも歪な出方です

「お前の為を思って言っているんだ!」など言いますが詭弁で、本当に思っていれば方法・手段を伝えるか、共に考えます

部下が失敗をしたという嫌な状況に対し、脳から快楽物質を出して自分を和らげるための〈叱咤〉〈嫌味〉の場合がほとんどです

狩猟により攻撃本能が使われなくなった現代は抑え込まれ、歪なカタチで発揮されるのが攻撃本能です

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攻撃中毒は治療が必要

脳科学者でジェームス・ファロンというサイコパスの研究者がいます

サイコパスは100人に1人しかいないのに、殺人者の4人に1人がサイコパスなので「サイコパスは犯罪者脳」と決めつけていたそうです

サイコパスの脳は明らかに普通の人間と異なり異常がみられるそうです

ところが自分の脳を観てみると〈サイコパスと同型〉ということがわかり、母親に話すと「知りうる限りで家系には8人の犯罪者がいる」と打ち明けられます

「確かに他者への共感能力は弱いが犯罪など考えたことが無い」というファロンは悩みますがサイコパスであることを受け入れます

異常な脳であっても教育・環境で攻撃性は抑え込めるということです

いじめ問題で「いじめられる方にも問題がある」と主張する人がいますが全く間違いだと思います

他者への攻撃で脳からの快楽物質を得ることがクセになっているのは一種の中毒です

アルコール中毒・ギャンブル中毒・薬物中毒・・・

頭ではいけないことと理解していながらも快楽物質を得るために止められない状態になることは多いです

中毒者を隔離・治療すべきであり、いじめられている側が「強くなれ」「学校行け」など言われ責められるのは間違ってます

いじめられているから心理カウンセリング・・・ではなく、中毒者への治療です

いじめ中毒・パワハラ中毒・虐待中毒は治療法・対処法を考えていかなければならない時代になっていると思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

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