嫌いには理由がある
親は子供の好き嫌いを直そうとします
子供が「ピーマン嫌い」「セロリ嫌い」「ゴーヤ嫌い」「人参嫌い」はよく聞きます
親は当然注意します
栄養バランスを考えるからです
実はこれらのポリフェノールを多く含む、クセの強い野菜は子供には代謝しづらく、エネルギーに変えにくいのです
大人は様々な機能成分の代謝を行うことができますが、子供は食べ物の糖で作られる『解糖系のエネルギー』が主です
「代謝できないものは身体に入れたくない」のは、いたって自然な反応です
大人になるにつれてエネルギーの転換が起こるので、大人の好き嫌いは問題があります
人が〈嫌う〉〈拒絶する〉〈避ける〉には理由があります
まずは『嫌う理由を解明する』ことが重要です
嫌なことをやらせても成果は出にくいです
企業の望んでいるのは適材適所
仕事はやってみないとわからないことが多いです
以前、営業と商品開発の架け橋のような仕事に配属されました
「これは合わない!お互いの接点が見つからない」
と半年で「営業の支店に出してほしい」と強く言ったことがあります
会社からは「もっと早めに伝えてほしかった」と言われました
会社も『適材適所』がBESTなのです
どうも日本のサラリーマンはポーカーフェイスを良しとしています
社員も「やってみないとわからない」
会社も「やらせてみないとわからない」
のだから「やってみてこれは無理だ」とわかったら、知らせることも大事です
「嫌な仕事でも任されたらやり続けるものだ」
「やっているうちにやりがいを見出すこともある」
はあります
ただ、自分の適性に合わないのにやり続けるのもいかがなものかと思います
変化は別の変化を準備する
「必ずしも好きを仕事にする必要はない」
「ほとんどの人が生活を最優先に仕事を選んでいる」
は事実だと思います
人には得手不得手があります
長所短所は表裏一体です
「これは自分には合わない」と思っても続けていくうちに才能が開花したこともあります
「あの時、投げ出さなくてよかった」とつくづく思います
逆に「もっと早めに自分の気持ちを伝えればよかった」と思うこともあります
マキャベリの『君主論』に
変化は別の変化を準備する
とあります
環境を変えることは休憩の一つだと思います
とにかく人生はどんどん長くなっているので、変化を拒否することはできづらくなっています
『修業とは出直しの連続なり』は宮本武蔵の言葉ですが、長くなっていく人生で出直しは必要だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました