車騎星の構造
人体星図に同じ十大主星が出ている場合は2連変化といい、貫索星1つ分を足します(同じ星が2つあると比和の関係が生じる)
2連変化の場合、その星の性質が倍加するか、逆現象で裏の星が出てくるかの2種類があり性質が変化します
また迷いやすくなる特徴もあります
下の図のように車騎星と名の付けられた星は、陽と陽、陰と陰の陽同士・陰同士の五行(木火土金水)の十干での相逆剋関係で創られた心の構造です
日干(自分)が甲で庚から金剋木という陰陽の和のないストレートなカタチで剋されているカタチですので、自分が常にたたかれている心の構造です
したがって、心に落ち着きがなく常に緊張状態です
何事にもスピードが速く、すぐに行動するのが利点であり、直情径行で一本気、正直で裏表がありません
思考と行動が一体なのです
車騎1つは見かけによらず図太い神経ですが、車騎星が増えるにつれ(激しくたたかれ過ぎているせいか)神経の細い人が多くなります
自分が激しくたたかれているわけですから当然前に出ようとしますので、これが前進意欲につながり、陽の攻撃本能と呼ばれる由縁です
車騎星のキーワードは、直情径行・短期・行動力・まじめです
貫索星同様に単独行動に良さがあり、変化に強いのがこの心の構造の特徴です
集団行動は得意ではありませんが、この星には「義」があり、犠牲心が強いのが長所であり、誰もやりたがらず、困っていることを率先してやるところに組織人としての車騎の利点があります
貫索と同じく強く鍛えられて良さが出てくる星なので、甘やかされた環境で鍛えていないと、ただ神経質で短気な小心者になりますが、鍛えられた車騎は人の嫌がることを率先してやり、何事にもめげず前進していく行動力があります
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車騎星が2つある場合
車騎星が2つあると
前進のみの車騎星が前進も後退も長けた性質になり、のんびりしているときと激しく動く時の両面をもちます
ビジネス社会では、進むことにも長け、後退にも優れたカンをもった人として重宝されます
一般的な車騎星と違うところは感情で動くのではなく、計算して動く点で、計算というと聞こえが悪く感じるかもしれませんが「ずるい」という性格はなく、進む、退くを見分ける能力に優れているということです
動く⇔のんびりは、車騎星と鳳閣星の間を行ったり来たりしているような性格に見えます
車騎星本来の大胆な性格は引っ込み、繊細さや緻密さが出て来て「やり手」の印象が強くなりますが、迷いやすさも出て優柔不断な時があります
車騎星の構造は 陽同士、陰同士の同質の剋線で出来ていますから、車騎星は1つだと竹を割ったような勢いのいい性格も、車騎星が増えてくると神経が繊細になってきます
車騎星が多いということは(陰線で見れば)自分=日干にそれだけ強い剋線が多くあるということですので、1つなら「よく動く」「ストレート」となりますが、逆剋多いとそれだけ神経質になっていくのです
2つ以上ある場合は、相当に繊細です

車騎星が3つ・4つある場合
3つある場合は
神経はさらにデリケートになり、行動力は少ないのですが精神的にばたつきが多くなります
感性はかなり鋭く、いち早く危険を察する力、時代の先を読む力には優れたものがあります
人より一歩時代の先を進むため、時代の反逆児になったりします
外国に出る人も多く、他国との戦争に参加したがるところがあります
4つある場合は(非常にまれですが)
3つよりさらに感性が鋭くなり、宗教性が加わります
自分の体を傷めて修行する宗教で、僧侶、修験道、行者などです
5つある場合は(かなりまれですが)
算命学では『従殺格』といい、官僚の世界で出世すると言われています
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