自分にできることは何だ!
悩みは幸福度を下げます
悩みは『人と比べる』行為から発生もします
悩みの中には妄想的なものもあります
妄想的な悩みは『未来予測からの不安』からも発生します
とにかく人は中庸的な言葉より、偏った言葉に刮目してしまいがちです
「少子高齢化で日本は終わる」などの類の言葉です
まだ起きてもいない未来に不安を覚え、悩みます
エピクテトスは
幸福への道は一つしかない
それは自分の力ではどうにもならないことについて
悩むのをやめることである
と述べています
自分の力ではどうにもならないこと・・・
少子高齢化を止めなければ
物価高騰を止めなければ
経済の長期低迷を止めなければ
お金はないけど5000万円の家が欲しい
などは「夏は暑い!」「冬は寒い!」などの自然現象と同じで、自分の力では変えることができないということです
逆に言えば『自分の力・努力で解決できることはどんどん積極的に取り組む』ということになります
出来ないことは考えない
出来ることはすぐに取り組む
エピクテトスの語る通りにすれば悩みは減りそうです
やりやすいことよりやらねばならぬこと
以前 話した住宅ローンも「一括払いで買えないモノ・短期ローンで買えないモノは本来手に入れるべきではないモノ」といえます
35年間というローンが個人に認められるという制度が異常なんです
そうしないと住宅が売れないから、国の権力者たちに取り入って認めさせた少々常軌を逸脱した借金だと思います
35年ローンを組まないと購入できないものは、本来購入不可能なものという認識であるべきとマネーリテラシーの高い人たちは主張しています
建築会社と銀行にあおられてか、日本の新築率は異常です
空き家がこれからどんどん増えていく状況で、中古購入が本来とるべき方向な気がします
「土地付きで家をもちたい」
「老後は退職金と年金で贅沢に暮らしたい」
「ずっと同じ会社に在籍して、年齢に応じて昇給したい」
「全部会社に依存したい」「全部国に何とかしてもらいたい」などは昭和までです
とにかく国や会社がしっかりお膳立てしてくれると依存心が強くなり、自分で考え自分の足で歩く力は弱くなります
支店長になりたての頃、成績不調極まりない私に対して支店にまわってきた社長に『やりやすいことばかりするのではなく、やりにくくともやらねばならぬことをやれ!』と言われます
新任支店長サポーという名のもと、多くの部署の人が関わってきますが、アドバイスが多すぎて手が回らなくなっていた状況に対する言葉でした
まとめれば『自分の力の及ぶもの』で『やらねばならぬもの』が正しい選択ということになりそうです
足るを知れば
老子の有名な言葉で
足るを知れば辱められず
止まるを知れば危うからず
とあります
人は古来より『足るを知らぬばかりに苦悩していた』のかもしれません
「日本の未来は不安ばかり」
「世界情勢は不安定になるばかり」
「AIがどんどん仕事を奪っていく」
などの自分の力が及ばぬものばかり考えず、自分の力の及ぶもので考え、実現していった方がいいのではと思います
周りを見渡しても『足るを知る人』『自分の力の及ばぬことを考えない人』は幸福度が高いです
本来、良い話はこちらから見つけ出さねばならず、むこうから積極的に来る話はろくなものがありません
投資詐欺が多発していますが、ブラックなものばかりでなく、合法的だがグレーゾーンの投資の話もかなり多くあります
積極的に、一生懸命、熱心で親切に行動するのは『向こうが儲かるから』でこちらの幸福などは考えていない場合がほとんどです
「知識を勉強する手間も省け、親切にいいものを勧めてくれるから」という考えは「やりやすいから」「楽そうだから」から発生しています
本来やるべきこと=「マネーリテラシーを上げてから投資」は自分の力で取り組む姿勢がないと、結局は知の優れた人に搾取されてしまいます
賢人の言葉を学び直すことは価値のあることだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました