貫索星の構造
人体星図に同じ十大主星が出ている場合は2連変化といい、貫索星1つ分を足します(同じ星が2つあると比和の関係が生じる)
2連変化の場合、その星の性質が倍加するか、逆現象で裏の星が出てくるかとなり性質が変化します
また迷いやすくなり、1つの場合とは性格が違うので2連変化,3連変化,4連変化は把握しておく必要があります
貫索星という星はどのようにつくられているのかを見てみれば、下図のように陽と陽、陰と陰の同じ十干の結合で出来ている構造で、これを『比和』と呼びます
まったく同質なものの結合をした貫索星は『自我心が強い』『頑固』『独立心が強い』『マイペース』な性格となって表れていきます

「ということは貫索星は10種類あるの?」と気づく人もいるかもしれませんが、甲と甲から出来た貫索星はストレートに頑固で最も貫索星らしい貫索星、乙と乙から出来た貫索星は一見ソフトで柔軟に見える頑固、丙と丙から出来た貫索星は明るく陽気に見えるが頑固など、見た目の印象は違いますが頑固であることには変わりありません
ソフトであろうが、陽気で楽しそうであろうが「自我心が強く、自分のペースで進みたい」という欲求はもっています
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2つある場合
単独行動で頑固、マイペースの貫索星が2つあると貫索星のエネルギーが倍加され、とにかく自分のペースで歩みたがります
一見反論もせずおとなしそうに見える人も言いますが「言い返すのが面倒」なだけで、集団行動より単独行動の典型といえ集団には組しにくい性格です
貫索星を剋す車騎&牽牛がない限り滅多に自分の意志を曲げず、かなり用心深い人で、素直そうに見えてもこの人の考え方を変えたり、行動させようとするのはなかなか大変です
貫索星2つは迷いも出てきますが表面的には見せず、方向も定まりにくく人生の歩み方は遅いですが、自分の人生を積み上げていくことに関しては相当に粘り強い人といえます
単独行動を好むため利己主義にも見えますが、外見より中身は柔軟性があり、自分を強くしっかりもっており、人生や行動の目的を失うことはない人です
組織の中では比較的自由に動ける部署か、フリーや自営業の方が能力を発揮しやすいです
貫索星が3つ・4つある場合
3つある場合=3連変化の場合は、ひとつのことに集中することに関しては抜群の実現力があります
神経が1点に集中し、感謝やねたみも大きく出ます
視野はかなり狭くなり柔軟性も小さくなりますが、一つの目的に対して実現する力は非常に強いものがあります
元首相の小泉純一郎総理が貫索星を3つもっています
まれにしかありませんが4つある場合は、表面上は柔らかくなりますが中身は3連と同じです
考え方が片寄り中庸が取れません
4つある人は実際に身近では滅多に目にすることはありませんが、表面的にはどうあれかなり変わった人だといえます
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