やる気のメカニズム
『やる気』は重要だと教えられ、自分でもそう感じている場合が多いです
仕事でも、勉強でも、スポーツでも、やる気次第でスタートも、プロセスも、結果も違うと感じているからだと思います
「やるぞ!」という気持ちが起こると、頭の回転もよくなり、集中力もやり遂げる執念も違ってきます
とはいえ「やる気を出せ!」と言われて出るものではないし、そもそもやる気の出し方を知りません
人が「何かをしよう!」とする時の動きを心理学では『 動機』と呼びます
この動機がうまく働くとやり遂げる力、集中力、継続力のみならず、楽しさや面白さにつながります
この『動機』がわれわれが「やる気」と呼んでいるもののようです
学生も社会人も「やる気をださねば!」と考えることは多いと思います
管理職なら「部下にやる気を起こさせるにはどうすれば?」と悩むこともあるでしょう
「やる気」のメカニズムは誰もが一度は考えたことがあると思います

やる気には「動機」が必要
「やる気」が発生する場面には何があるのでしょうか?
それには達成したい「目標」があるなど前進する欲求が必要です
人間のやる気には目標が大切で、 仕事、勉強、スポーツetcなどから自主的に発生した目標がやる気を生みます
目標をもち努力するためには「動機」が必要です
動機にはいくつかの種類があり、この動機について理解することでやる気のメカニズムがわかってきます
若手社員の教育・研修をしていると「気合や根性でなく、しっかり心理学的視点からやる気を説明する」ことが求められていましたので、今まで研修で得た知識から簡単ではありますが述べていきたいと思います
それと同時に自分への理解を深めると共に、人間の行動を見直す機会になれば幸いです

親和動機について
やる気はもちろん個人単独で発生するものですが、人間の基本は集団で生きる社会的動物です
マレー(Murray.HA)は、自分の味方になってくれる人に近寄って、好意をかわしたいという欲求を『親和的欲求』と呼び「誰かと一緒にいたい」という欲求をもち この欲求を満たす為に 親和動機が働いているとしました
人間には大なり小なり人を求める欲求があり、 特に不安傾向が強い場合などに親和動機が高まる結果が得られてます
団体で勝ち負けを競うスポーツや災害などで不安を共有するとき・・・ 親和動機が 強い結束を生みます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました