算命学 人生の羅針盤
ビジネス心理学

大人の発達

大人の発達=成人期

子供の発達を述べてきましたが、私たち大人はどうなのでしょう?

大人にも発達があり、大きく3つに分けられます

1 成人期=20~30歳

2 壮年期=30~60歳

3 老年期=60歳以上

大人の発達段階は社会に適応するための準備の子供の発達段階とは違いこれから自分らしくどのように生きていくのかという、自分の人生を深く考える行為が根本にあります

カウンセリングを受ける場合でも、この大人の発達を理解したうえであるのであれば問題解決がスムーズになります

成人期の発達心理の最大のポイントは 結婚を意識し始めることで、環境の変化から近年は晩婚化が進んでいますが、 異性との親密な関係を求める傾向を有していることは変わっていないようです

親密な関係を求めて成功すると相手のことをより深く理解することができ、共感性を高めることができ、相手に自分のことを開示する力(自己開示性)も獲得できます

しかし、これに失敗すると孤独感がつよくなってしまします 

安定した幸福感とは

社会での人間関係の安定

結婚を前提とした異性の存在 です 

青少年期が友人を作れる能力  

成人期が結婚相手を創れる能力 が重要な精神安定につながってくるようです

算命学でみると、東=社会は横線=現実に位置し、ここは母親の受け持つ分野です

こどもの人間関係、異性獲得能力などは子供のころの母親との関係が大きく影響してくるようです

大人の発達=壮年期

社会性を身に付け、社会に自分の居場所を見つけ、仕事・家庭・子供など最も充実した時期が壮年期で、いわゆる働き盛りです

ただ仕事の能力が、社会的な地位が、子育てが一段落すると急に自分の未来が見えてきます

この急に見えてきた未来が不安を生じさせることが多いのが壮年期の特徴で、ユングはこの時期特有の不安を中年期の危機と呼んでいます

算命学でも、壮年期は若年期と違う十二大従星が稼働します

精神も現実的な行動も変わる時期です 

この時に感じる不安は若い頃の不安とは違い、冷静に見つめたうえで生じる不安なので、一人で抱え込むことが困難です

また新たな一歩を踏み出す気持ちを忘れないように心がけることが大切で、東洋思想でも現実的な行動力・能力だけでなく、ぶれない精神をしっかり作っておくことがこれからの人生を安泰にしていきます

大人の発達=老年期

現代は高齢化社会で70歳と言っても半分以上の方が現役の場合が多く、老年期とは思えない若々しい方も多くいます

もはや60代は老年期とは呼べないかもしれません

老年期は仕事も引退し、子育てからも解放された自分の為だけに生きれる時代です

しかしながらこの時期からという重大なテーマから逃れることができなくなり、最大のポイントは自分の人生はとても素晴らしく、有意義なものだったと思えることです

長い人生を振り返り、自分の人生を認め『幸せ』と結び付ける過程が非常に重要です

60歳以上の社員とカウンセリングする場合「時代は変わった」「これから必要なスキルは・・」などはしてはいけません

老年期は身体的な衰えから気持ちも弱まり、絶望感を感じやすくなりますので、そんな時に幸せだった昔の記憶や、自分が生き生きと過ごした記憶がよみがえると、自分の人生に肯定的な意味を見出せます 

人それぞれ悔いる部分や満たされなかった部分があると思いますが、本人の過去の生き方がいかに素晴らしかったかを説けばいいのです

老年期には死をどのように受け入れるかという重大な課題が待っているということです

算命学では、頭(北)に出る星が『死にざま』を表し、どういう人生の終わり方すすのかを表す部分です

また老年期をどう生きるべきかは右手(西)の星があらわし、 晩年期のエネルギー・運命は右足に現れます

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました