人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

左脳感情と右脳感情

頭がいい人って?

『南方正義と北方正義』の後は右脳と左脳を考えてみたいと思います

自然界は昼と夜、暑いと寒い、男と女など対で出来ており、人工物で動くものも動くと止まるスイッチ、アクセルとブレーキと対で出来ています

人間の性格も心も脳ですが、その脳も左右で役割が違います

人間だけが大きく脳が発達していますが「頭がいい」とはどういうことでしょうか?

『知識』は知ってる知らないの問題で、知っている=知識があるだけでは頭がいいとは言い切れません

『知能』は答えがある問題に対してより早く正確に解決する能力なので、てきぱき問題解決をしたり、よりよく改良改革をしたりする人は「頭がいい」と見ることができます

『知性』は答えがない問題に対して考える力なので、議論などすれば頭の良し悪しがよくわかります

人工知能とはあっても人工知性はありません

知識・知能・知性は似て非なるものと言えそうです

人は知性を磨くべき

知識がある人は、たくさんおぼえたので「テストの点いいね」「勉強できるね」となりますが、社会に出れば化学記号も関数も使わないという職場の方が多いです

知能が高い人は「問題解決能力が高いね」「仕事ができるね」と評価されたりします

会社は次から次へと問題が発生するから知能の高さは大切になってきます

知性が高いと意見が違うので「あの人言うことが違うね」「よく考えてるね」と評価されます

ただ、知性が低い人が高い人をみると「なに言ってるかわからない!」「頭でっかちな奴」と評したりします

故に、同じくらいの知性の人同士が群れになるような気がします

脳は人間のすべての「能力」をコントロールする司令塔で「記憶力」などの「認知機能」だけでなく、人生そのものに関わってくるものです

年齢に関わらず、脳がしっかり働いて成長し続けることができれば、毎日が楽しくなり、人生も思い描く理想の姿に限りなく近づいてきます

脳内科医の加藤 俊徳さんはが述べるには脳の育成には好奇心の強さが必要といいます

脳の機能低下した人や老化した人は「これをしているときはワクワクする」とか「次はあれをやってみたい」という気持ちがなく、物事に対する好奇心をなくしてしまっているそうです

しかもそのことに本人がまったく気づいていないそうです

中高年の危機  好奇心をもて

好奇心とは「珍しいものや、今まで出会ったことのない人や物に刺激を受けて、興味を持ち、探求しようとする心」です

ただ中高年の多くが好奇心の欠如状態に陥っているそうですが、それはその世代の人たちが、知らず知らずのうちに「自分の感情を閉じ込めてきた」からです 

「右脳」は主に五感から取り入れた「非言語情報(イメージや感覚など言語化されていない情報)を処理する」役割

「左脳」は主に「言語処理を行う」役割を担っており、右脳でキャッチしたぼんやりとしたイメージが左脳によって言語処理され、自分の感情(言葉)として表現されます 

好奇心に関係するのが、喜怒哀楽などの感情表現をする際に働く「感情系脳番地」だそうです

「右脳感情系脳番地」は周りの空気を読む能力

「左脳感情系脳番地」は自分を表現する能力にそれぞれ関係しています

「右脳感情」は「他人感情」

「左脳感情」は「自己感情」と言い換えられるそうです

MRI脳画像を診てみると、中高年の患者の多くが「右脳(他人)感情系脳番地」が発達している一方で「左脳(自己)感情系脳番地」が育っていない、あるいは衰えてしまっているそうですから怖いですね

「左脳(自己)感情」が発達しないまま、人生の後半を過ぎてしまっているので「空気は読めるけれど、自分(の感情)がない」状態がずっと続いている人が多いということだそうです

社会に出ると型にはめられることが多いです

たとえば「高学歴のほうがいい」とか「大企業に勤めたほうがいい」というような考えは社会がつくり出した「右脳感情」です

これらの考えに付帯して自分の人生を決めてこなかったからです

社会に出て企業で仕事をしていくうえでは、左脳感情を抑えつけ右脳感情に付帯することは、避けられないことでもあります

会社員にとっては右脳感情(会社の方針や上司のやり方)に従うことによって、自分自身の成功(出世や高収入)が得られるからです 

中高年の多くが長きにわたり、無意識のうちに左脳感情を抑えつけてきた結果「自分でなにかをしたい」「やってみたい」という左脳感情から生まれる「好奇心」を失ってしまっていそうです

『空気は読めるけれど自分がない』と言われると、何か悲しい気分になりますね

左脳感情から生まれる「好奇心」は強力かつサステナブルで、持続性があるようで、自分自身の好奇心でつかんだ記憶は、いくつになっても忘れることがないそうです

忘れてしまうのは、右脳感情(他人の基準)に付帯することで得た記憶で、左脳感情(自分自身)で選んだ記憶ではないからだそうです

左脳感情を取り戻し、発達が遅れていた左脳感情系脳番地が育つことで「記憶系脳番地」も活発に動き出し、好奇心が働くことで記憶力も高まっていきます

好奇心は衰えてきた脳にとっての「起爆剤」であり、記憶力や認知機能を高める「魔法の薬」でもあると加藤さんは述べています

人生が伸びている今の時代、いつまでも若々しい脳を維持するのは好奇心の強さのようです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています