組織は人という細胞の集合体
「優生思想は人権侵害だ!」と言われればその通りなんですが、企業からすれば優秀な人材が欲しい=そうでない人材は採りたくないのも事実です
企業は人という細胞の集合体なので、優れた細胞の集合体なら優れた組織になります
求める人材は組織によって違いますが、優れた人はどの組織に行っても「入ってもらってよかった」と思われていると思います
人が劣性細胞だらけになれば病気になるように、企業も質の悪い人材ばかり採用していれば病気になります
採用担当者がババ人材ばかり集めていると、経営陣がいくら優秀でもいい会社にはなりません
「人が足りない!」で採用基準を下げる時が危険で、中小企業の中には同業他社が採用しないような人材ばかり引き受けてしまう会社もあり、労働生産性もモラルも著しく低下します
頭が悪いと人の気持ちまで考えられない
一般的には「頭のいい人の方がいいに決まっている」と考えられがちですが、自社の仕事内容に合ったレベルでないと退職に直結します
静岡県知事が県庁の新入社員の入社式で「我々の仕事はは頭脳労働」とスピーチし、波紋を呼び辞職に追い込まれました
どんな仕事でも頭を使わない仕事はありません
では頭の悪い人とはどんな人でしょうか?
学歴や性別、民族などは偏見が多い気がしますので省きます
まず頭の良くない人は自分のことで頭は手一杯ですから『人の気持ちが理解できず、他人に関心がない』という特徴があります
『自分の事しか考えられない自己中心的な人』 という共通点があります
他者に気を使える、思いやれるのはある程度頭の広い範囲を使える人ということです
頭が冴えないのは、自分の事しか考えられないからで、周りが見えず自己中心的な考え方になってしまうようです
強烈に頭が弱いと、自分の子でさえ関心がありません
もう自分のことで目いっぱいなので『現状維持がやっとで向上心がない』ということも特徴です
「もっと良くするには?」「何か身につけよう!」「知識を習得しよう!」というような向上心がありません
勉強や読書をする習慣はなく「この人のここを見習おう!」もありません
いくら会社が資格取得に補助制度をつくったり、研修を充実させても本人は現状に満足していますので無関心です
新しいやり方・考え方・技術の導入などの変化はとにかく拒否的です
ハラスメントはどんどん強化されてますが、頭がいい人が「より良い社会を創るためには当然だよな」とすぐに受け入れるのに対して、頭が悪いと変化を嫌うので「今までそれで生きてきたのに変えられるか!」や「そんなことだから若い奴らはどんどん弱くなる」などの難癖をつけます
脳の仕組みを変えることがかなり苦痛のようです
逆に言えば
・他人を思いやることができる
・新しい良いことはすぐに受け入れてくれる
という「人間なら当たり前」な人が頭のいい人となります
キレやすいのは論理的に考える力の弱さ
頭の悪い人は『視野が狭く周りのことがあまり見えていない』ので自分が正しいと思い込んでいます
多くのことを受け入れられるキャパシティーが脳にないようで、人の意見を受け入れることができないようです
自分が間違っているとは思ってもおらず、自分の解釈で物事を決めてしまいチームワークでことを進める場合は問題が多いです
また『被害者意識が強い』傾向があります
基本的に原因他人論で「あいつが悪い」「上司が悪い」「会社が悪い」「国が悪い」という姿勢です
『すぐに感情的になりやすい』傾向もあります
人は論理的に考えているうちは感情に支配されてはいませんが、言葉で考えられなくなるとキレます
言葉がすぐに尽きてしまうので、すぐに感情的になります
また自分中心の視点しかなく、客観的に自分を見ることができないため感情にドップリ浸かってしまい、そこから抜け出せなくなるんです
幼い子供が泣いて怒って自分の気持ちを表現するのは、自分中心の視点しかなく、発散する以外に解決策を考えられないからで、それと大差ありません
厄介なのは、これで意識低い系ならいいのですが、意識高い系だと「なんで同期のあいつが課長で俺がヒラなんだ!」となり、客観的要因は考えないため「うまいことやって気に入られてるんだろ!ひいきされてる!」と会社に恨みをもったりすることです
数名このようなタイプがいるのはいいとしても、増え過ぎるといくら優秀な経営陣でも組織が腐敗していきます
まとめると頭のいい人とは
・人を気遣い思いやりのある人
・良いものはすぐに受け入れ変化してくれる人
・原因自分論の人
・しっかり言葉で考えられる人
となりそうで、採用の基準の核となるものだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました