世の中はどう変化するかわからない
「子供の頃よく遊んだ公園が、今はお年寄りだらけになっている」
日本の風景も少しづつ変わってきています
長野県では「公園で遊ぶ子供の声がうるさい」というクレームから、公園が閉鎖されニュースにもなりました
お年寄りの人数が多い地域では、絶対数の多いお年寄りの声が反映されやすいです
もっと驚いたのは、最近ラブホテルの閉店が多いそうですが、その後が老人介護施設になっている場合も多いということです
一部屋一部屋トイレと広いバスが付いているので、確かに贅沢な介護施設になります
少子高齢化と一口に言っても、考えてもみないものが考えてもみなかった変化をします
子供が減って遊び場が増えた老人の憩いの場に・・・
若者が減ってラブホが高齢者の施設に・・・
『万物流転』世の中は常に変化し続けます
他人を変えることはできない
新入社員の頃はすべてにおいて弱者なので、自分が変わるしかありません
ただいつしか力をつけてくると『自分は変化しないくせに人には変化を求める』ようになってくる人がいますが、これは自然の法則に反します
ピータードラッカーも著書の『経営者の条件』のなかで
「人をマネジメントする方法はなく【自分をマネジメントする】しかない」と述べています
恋愛初期の頃は、一生懸命相手を知ろうとし、相手の喜ぶことをして、相手に合わせようとします
関係が長くなってくるにつれ、相手を自分に合わせようとするようになりがちです
関係が長続きしている場合は、どちらかが我慢している場合が多いです
「上司が自分を理解してくれようとしてくれない」
「同僚が協力してくれない」
「部下が頑張ってくれない」
いくら嘆いたところで、他人を変えることはできない
他人が変わるのは、他人自身が変えようと思ったときだけなのです
変えられることができるのは自分自身だけです
自分自身を変えることで他人との関わりを変えることはでき、それが他人を変えることにつながる可能性になります
だからドラッカーは「自らをマネジメントせよ」というのだと思います
諸行無常と諸法無我は対
諸行無常とは、世の中に変化しないものはなくすべては変化していくというもの
諸法無我とは もろもろの存在はそれ自体では『在る』ことはできず、常に他の存在との関係性の中でかろうじて『在る』ように見えている
諸行無常という言葉を分解してみると
『 諸:もろもろの』
『 行:事物は 』
『無常:常ならず 』となります
諸法無我は
『諸:もろもろの』
『 法:存在は 』
『無我:無我である』 となります
諸行無常:時間論
諸法無我:存在論 になるようです
子供には変化を求めるくせに自分は変化しなくていいと思っている親
パートナーには変化を求めるくせに自分は変化する気のない夫婦
部下には変化を求めるくせに自分は変化を嫌う上司
若い社員を欲しがるくせに若い世代の気質に合わせようとしない企業
これは自然の法則に反しており、いずれは「おごれるものは久しからず」となりかねません
変化とかチャレンジとかよく耳にしますが、そのトリガーとなるのは自分が変化することです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました