教えられたことと経験では違う
「やる気が大事」「やる気しだい」と幼少期より何度も言われます
実際は始める前からやる気がある場合は少なく、やりだすうちにやる気がわいてくる場合が多いです
社会人の経験が長くなるうちに変化していく教えは多々あります
正しいか否かではなく、個人の知性で理解し解釈しインプットされていきます
知識や、やり方などの技術はもちろん大切ですが、行動してみることは最も大切で、行動したことによって体験学習することは大切な知的財産になります
知識・やり方以上に『考え方』は重要です
誰もが知っている名言で『百聞は一見に如かず』という、人の話ばかり聞いているより実際自分で観てみる方が良く理解できるという考え方があります
『百聞は一見に如かず』は『百見は一考に如かず』という考え方に続きます
見たら考えなければ意味がないということです
この言葉はさらに『百考は一行に如かず』に続きます
「考えていても現実は変わらない!行動にうつせ!」ということです
さらに『百行は一果に如かず』に続きます
結果が最も重要で『成果を出すとは結果が出るまであきらめないこと』を説いています
この言葉は前漢の時代の名言ですが、長い時代変化の中でも風化せずに、現代ビジネスにも通ずる原理原則だと思います
ただ、教わった考え方でも社会で経験を積むうちに「そうじゃないな」と思う言葉もあります
あれ?言われたことと違うぞ!
『やる気が出たから動くではなく、動くからやる気が出る』は動き出すと作業興奮という状態になるので「いいから動いてみろ!やる気が出るから!」という方が正しいようです
そもそも、指示や命令でやれと言われたことなどは「やる気」などあるはずがありませんが、動くうちに楽しさが湧いてくる仕事もあります
『続ければ結果が出るではなく、結果が出るから続く』も同じくで『人は出来るかできないか半々の状態がもっともチャレンジ意欲が湧く』と言いますから、全く結果の出ないモノには意欲が湧きません
若い頃、ベテランの支店長が配属された新入社員の教育について「出来るだけ早く結果を出させないと仕事がつまらなくなってしまう」と述べてましたが、結果が出るから面白みも湧いてくるようです
『金持ちだからお金を使うのではなく、お金を使うから金持ち』とも言いますが、ここでは単なる浪費ではなく、運用するということです
お金持ちは、お金が増えるお金の使い方をするということです
社会は知性を磨く道場
『学ぶから発信できるのではなく、発信するから学べる』で「誰と議論するか」は大切です
『あまり賢くない人に限って、理解できないことをけなしたり否定したりする』傾向がありますので、自分より賢い人が周りにたくさんいる環境というものは最も恵まれた環境と言えそうです
『楽しいから笑っているのではなく、笑っているから楽しい』など、言われたことと実際は違う場合があります
正解のある問題をできるだけ早く正確に解く能力が知能
正解のない問題を考える力が知性
人工知能は発展していくかもしれませんが、人工知性は登場しないと思います
ならば『社会は私たちにとって知性を磨く道場』といえます
学生時代と違い『答えのない問題だらけ』なのが社会です
「真実など存在せず、あるのは解釈だけ」なので、知性を磨ける環境は大切だとおもいます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました