人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
働くを考える

ミドル世代も新しいキャリアを考えよう

黒字リストラはこれからが本番

リーマンショックの時も早期退職制度という名のリストラが多かったですが、現在大企業を中心に行われている早期退職は黒字経営でもリストラをしているという点が異なります

「未来を見据えて体力のあるうちに不要な人材を減らしておく」という経営判断で、企業はかなり真剣に実行しています

2022年1月  富士通大規模なリストラ実施報道

2021年12月 博報堂DY:50歳以上100人を対象とした早期退職募集

2021年12月 フジテレビ:社員の3割以上を占める50歳以上で早期退職募集

2021年10月 ANA:2025年度末までに約9000人削減

2021年10月 パナソニック:早期退職制度で1,000人以上が退職

2021年8月  ホンダ2,000人以上が早期退職制度に応募

2021年6月  アステラス製薬:早期退職募集で450名削減

2021年6月  オリエンタルランド45歳以上全員を対象とした早期退職募集

2021年5月  パナソニック:退職金4,000万円割増の大規模リストラ

2021年5月  東スポ:従業員3分の1削減 2021年2月 JT:1,000人規模の希望退職募集

2021年1月  NHK:50歳以上の早期退職募集、管理職3割削減 

私のX世代の同級生は「入社できれば一生が安泰」と難関大学を出てメガバンクに入った同級生が多いです

三菱UFJ 9500人分の業務量削減・6000人の人員減少

三井住友銀行 4000人分の業務量削減

みずほ銀行 1万9000人の人員削減

でもはや花形の就職先ではなくなりました

大企業の経営陣の明晰な頭脳からくる計算は侮らない方がいいです

産業革命と雇用の戦い

新しいテクノロジーが生まれると消滅する仕事が出てくるのは世の常です

第1次産業革命の時も

・工場の機械が暴徒化した集団に壊される

・馬車に代わり走り出した自動車に石を投げる

などがあったそうです

第3次産業革命は子供心に記憶にあります

父親の会社は工業団地にほぼ自動化した工場をつくり、古い工場を閉鎖し従業員解雇を実施していました

350人で動かしていた工場が10人で動かせるようになります

人件費は大幅削減・機械は24時間働いてくれるので、大きなコストカットで会社の競争力は強くなります

子供だったのでそんなことはわかりません

父は人事部長だったので我が家には連日嫌がらせ電話が掛かってきます

子供の私が出ると無言で切られます

「電話は出ちゃだめよ」「お父さんは社長の命令に従っただけよ」と諭されますが「父親は悪いことをしてるのではないか?」と半信半疑でした

テレビでも「こんな少ない退職金でクビだなんてひどい!」と当時の2次産業が報道されてました

新しいテクノロジーが社会に入り込んでくるときは混乱が起きるのは避けられません

現在は第4次産業革命

AIを中心としたテクノロジーが人の「考える」という部分まで入り込んできます

配達ドローンに石を投げたり、AIに危害を加える人が出るかもしれません

芽が吹き出す春、グングン成長する夏、そして収穫の秋、すべてが枯れる冬と人の意志とは関係なく季節は循環します

日本は長期にわたり低迷を続けているし「大リストラ時代がやってくる」と叫ぶ人がいますが、そのようなネガティブな声には耳を貸さず新しい春の前の冬と捉えた方がいいと思います

どうも心配性な日本人はマイナスをキャッチばかりして、妄想が広がり勝手に不安になるようです

早期退職は受け入れた方がいい

早期退職は40歳~45歳以上のいわゆるX世代が中心になってきますが、大企業の場合ピンポイントで「この人いらない」ができませんから年齢で区切ります

会社からみて本当に不要と考えているのは

1.変化に対して抵抗を示す

2.周囲を不快にする

3.給料に見合った仕事をしていない

4.新しいものを学ぶ気が無い

5.オレ様主義

のX世代だそうです

私も24年勤めた会社を早期退職制度を利用して辞めたくちですが

同業種の小さな会社に移るというキャリアプランもあります

・中小企業は万年人手不足

・役割が大きい

・役職も上がることが多い

からです

個人的に小さい方が守備範囲は広くなりますが、やりがいは大きくなると思います

奥さんに「メガバンクに勤めているからあなたと結婚したのに中小行くなら出ていきます」と言われた同級生がいましたが、気の毒ですが考え方を変えてもらうしかありません

X世代は企業ブランドが生きがいになってる人も割と多く「今度うちのかみさんに大企業から中小企業に移ってよかったこと話してよ」などと言われたりもします

FIRE達成する人はX世代ではまれで〈X世代はマネーリテラシーが低い〉〈リタイアは悪と思っている〉〈働いていないと不安〉な世代だからだと思います

Y世代⇒Z世代とFIREへのノウハウは格段に高くなりますが、X世代は意識が低くよほどのショックが無い限り実現が難しそうです

実現するのは一部の賢い人だけだと思います

ミドル起業・シニア起業も増えてます

数百万円で会社を買うのもありだと思います

「第2のソニー・ホンダを目指すぞ!」でなく身の丈に合った起業なら私も準備中です

個人的には早期退職を会社が発表したら乗った方がいいと思います

あくまでも個人的な意見ですが、会社は未来の為にかなり真剣に取り組んでいます

よほど社畜体質になってしまった場合以外は時代の流れに乗った方が自然です

人生100年時代というならX世代はまだ中間折り返し地点です

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています