面接スタイルは変化していく
コロナ下ではリモートワークが急速に標準化しました
面接もオンラインで行うようになりました
「オンラインでの面接は見逃す点が多い」
という面接官は多いです
人間はアイコンタクトで判断できる部分が多いのと、リアル面接なら入室から退出までのしぐさが観れます
オンラインはシステム上アイコ88ンタクトはできません
ただ、オンライン面接はスタンダードになっていきます
①遠方の求職者とも手軽に面接ができ、選考の分母が増えます
②AIの導入で、しぐさなどから〈嘘〉も見破りやすくなります
求職者からすれば、移動費と移動時間がかからない
企業からすれば、今までより広い範囲の採用募集ができるし、面接会場を借りたり、受付を設けたりの手間が減ります
採用は関数です
範囲が広がれば、それだけ優秀な人材に出会える確率も増えます
面接形式はコロナが無くとも変化していきます
ミスマッチをどうなくすか
入社後に面接の時とのギャップを感じたことのある採用担当者は約50%
特に痛いのがすぐに退職されてしまうこと
10年はいて欲しい
せめて5年はいて欲しい
組織によって違いますが、3年以内に辞められると大概の人事担当者は頭を抱えます
ミスマッチを防ぐのは採用担当者の課題です
早期に辞めてしまう人は適性検査ですぐわかるようになりました
ただただ足し算をしていく45分のテストですが、会社も7年間データを取り続け「この人は短い」というのがすぐにわかります
もう一つの課題の「病んでしまう人」はここからはわかりませんでした
こちらは、上司・周りの仲間との相性のようです
「この人の部下はよく辞める」
「あそこの支店はよく辞める」
などの人が定着しない環境もあります
最近は「劣悪な人間関係を我慢するほどバカなことはない」という風潮なので、Y世代・Z世代はさっさと去っていきます
昭和入社から見ると「なんて我慢強さのない奴ら!」と見えるらしいですが、リーダーの主役はY世代・時代はZ世代に向かっているので、彼らの特性がスタンダードになっていきます
企業の選択基準も変化してきている
企業選びのポイントも「給料が高い」「福利厚生がしっかりしている」「企業ブランド]
などはだいぶ下位になってきました
現在の企業選びのポイントは
1位・・社会貢献度が高い 30%
2位・・将来性がある 28.5%
3位・・職場の雰囲気が良い26.5% です
学生からの質問も「SDGsにはどのような取り組みをしてらっしゃいますか?」はかなり増えてきました
社会貢献度の高さを求める志向は年々増えていましたが、そこにSDGsというフレームワークが加わった感じです
女性の戦力化ができているか否かも重要です
・育児休暇・女性の活躍・役員の男女比率などもあらかじめ入社案内やHPに記載しておくことも重要です
「SDGsに取り組みたいが、うちの企業規模じゃ売上作りに手いっぱいだよ」という企業も多いとは思いますが、よく見れば何らかに取り組んでいるはずです
『社会貢献度の高さ』『女性が活躍できる環境』を求めるのは社会がそれだけ成熟してきたからです
これを「若者の青っちょろい理想」などと思っているとZ世代が多くを占めてくるマーケットでは取り残されていきます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました