幸福感を感じるのはお金ではない
私達の多くは「幸せ」を追求して生きています
「自分は幸せだな」と感じるときに大きな満足感を得ます
不幸は嫌だし、避けようとします
幸福感とは〈非常に安定した持続的で穏やかな心理状態〉のことを言います
「宝くじに当たった!」などの突発的に生じた幸せは、一時的で継続的な幸福感を与えてくれません
人間は一時的ではなく、継続的な安定を求める習性をもっています
年収も600万を越えたところから、いくら増えても満足感は変わらないそうです
思うより〈お金〉や〈物〉などの物質的な富に幸せを見いだせていないのです
「お金はあるほどいいに決まってる」
「もっといいものが欲しい」
などはさほどでもないようです
人間は何に対して幸福感を感じているのでしょう
社会的動物である人間の幸福感
数十か国を対象にした〈幸福感の調査〉では、日本国民は経済力のわりに幸福感が低いという結果です
大富豪と一般庶民の〈幸福感〉もわずかに富豪が高いレベルだそうです
物質的な富は〈幸福感〉に大きな影響を与えているようで、意外に影響力は強くないのです
ある学者は「人間は健康や親密な人間関係に恵まれていること、良い結婚をし、子供を授かり、家族仲良く暮らすことが幸福の源である」と語っています
人間は社会的動物です
集団から拒絶されたり、居場所が無かったりでは心理状態は不安定になります
集団内で〈居心地のよう環境がある〉のであれば、永続的な幸福感が得られるようです
人間は『人との関り』の中で幸福感を感じるようです
もっとも持続する幸福感とは
私達は自分に利益が無いのに『困っている人を助ける』ということに行動を起こします
ケガをしている人、高齢者をサポートする
ボランティアや募金活動
実はこのような『援助行動』は援助者自体が幸せを感じることができるのです
・自分自身の人生に有意味さや価値観を見出す
・自己評価を高める
・肯定的気分を獲得できる
・人と密接に関わり、共同体意識を強めることができる
のが『援助行動』です
援助行動は〈援助される相手の感情〉と〈援助行動を行う自分自身の感情〉の両方に良い効果を与える行動です
お金や物の物質的な富は一時的な幸福感
誰かを援助する行動は持続していく幸福感のようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました