行動を起こす動機づけは感情
感情と言うとポジティブなな解釈も、ネガティブな解釈もあるようです
感情が豊かな人は人間味があり好印象です
一方〈感情的な人〉〈感情に走る人〉は引かれたりします
私達は目で見えない自分の心を、感情の動きによって知覚しています
脳は右脳左脳の2重構造です
この2つのコンピューターは役割が違います
人間は思うより〈理論〉〈理性〉〈理屈〉で動いていません
どちらかというと人は「自分の心に忠実に」に趣をおいているように見えます
「理論上はこれが間違いない」
「理屈はあっている」
しかし
好き嫌いの感情
不安・恐怖の感情
いろいろ絡まって思考し行動します
〈行動〉を起こすための動機づけを行っているのは〈感情〉だといえます
企業教育が
数学・・・DATA数字で読み解く
歴史・・・過去の事例から読み解く
哲学・・・正しい考え方で読み解く
よう教育するのは〈感情を排除する〉為かもしれません
感情=感じ方は十人十色だからです
2種類の感情
すべての人間に共通する〈基本的感情〉があります
遺伝的にプログラムされた人間の本性である『基本情動』と呼ばれる感情は、脳の『大脳辺縁系』という部分の働きによって生じる感情で、動物的本能を支えるために機能しています
〈怒り〉〈悲しみ〉〈喜び〉〈恐怖〉〈驚き〉〈嫌悪〉の6感情で、文化や環境などの外的な要因の影響を受けにくい特徴があります
一方、社会的動物として機能するために必要な〈社会的感情〉も持っています
〈正義感〉〈誇り〉〈罪悪感〉〈恥〉〈感謝〉〈愛〉などです
社会的感情は人との関りの中で生じるもので、人間関係という社会集団の中で生活をしていくために、とても重要な機能を果たしてくれます
動物的本能を支えるための〈基本感情〉
人間社会を支えるための〈社会的感情〉
の2本立てです
人間関係の中で成熟する社会的感情
社会的感情は、人間関係の中で生じる感情です
〈正義感〉は
集団に適応するためのルールを規定
集団に適応するために自分の行動を修正
他の人が逸脱した行為をした場合、集団に適応するように働きかける
という感情です
〈感謝〉は
相手からの行為に対して、それに見合ったお返しをする
そのことにより良い関係を築く
〈罪悪感〉は
相手に対し迷惑をかけたことによる不快感情
社会的感情は『大脳新皮質』という脳の新しい部分から生じており『理性的な判断』『倫理的な分析』など、人間らしい行動を司る心の動きに影響を与えていると言われています
社会に出ると〈模範となる教師〉〈反面教師〉と色々な人と関わりますが、様々な人と関わっていく中で〈社会的感情〉は成熟していくのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました