チームを活かす4つのステップ
よく自分の上長のマネジメントはここが悪い・物足りない・不満だと聞かされることがあります
管理職や監督職の立場になってくると「人間音痴じゃいけない」と企業は様々なそれに対処する研修や教育を行います
「名選手 名監督にあらず」
仕事のスキルが高い 業績が素晴らしい からイコール人財育成が素晴らしいではないからです
私自身も数々のマネジメント研修を受けてきましたが 人に関することはすぐに結果が出るものではなく かなり年月が経過してからその素晴らしさに気づきます
今でも風化せずに使用できるのが 元住友生命の金平敬之助さんの講義でした
全く畑違いの保険会社出身ですが「人を辞めさせず 人を活かし成果を出してきた」ことに学ぶべき点が多くあります
要領よく出世の早い人より 現場力のある人に学ぶべきです
私が金平敬之助さんの講義から学び実践してきたことはシンプルで
1.聴く
2.任せる
3.知らせる
4.認める
の4つです
これはマネジメントで苦労してきた人には 理論になくともなんとなくしみついてることです
コミニュケーションが大事
信頼関係が大事
などと口をそろえて皆言うのが この4つのポイントです
聞き上手のマネジメント
人間には集団欲求があります
「仲間と一緒にいたい」
というのが人間最大の欲求です
「仲間に認められたい」「チームに貢献したい」という欲求が次にきます
チームの役に立たず ゆえに仲間に認められず 輪の中に入れず では人間は生きる希望を失います
エンジンの止まった車と同じです 走りません
優れた管理職は 指示が的確 朝礼が雄弁 などの前に「聴き上手」なのです
私も経験してわかりましたが 支店長は何億円もの予算を背負い 人・物・金を自分の権限で自由に扱える人で権力がある・・・ などと思われがちですが・・・
実際は 部下が動いてくれなければ「1円も生み出せない」という立場にいます
非常に脆弱な立場だと言えます
業績が悪ければ「異動」 悪いのが続けば「降職」でした
資本主義は競争社会ですから 強い組織づくりのためには競争による入れ替えは至極当然のことです
若い世代がどんどん育ってきています 代わりなどいくらでもいます
一見 堂々としているようで「部下に命運を託している状態」です
脅したり 厳しい管理をすれば一瞬は伸びますが 長くは続きません
誰もが「部下にやる気を出してもらうにはどうしたらいいだろう」と頭を悩ませているのが現状です
部下の大半は「いい仕事をして認められたい」「チームに貢献したい」と思ってますし 上司も同じく「いい業績を創りたい」「いいチームを創りたい」と思っているわけですから 両者の利害は一致しています
部下の話をよく聴き
任せて 細かく知らせて 認める ことです
よく「マネジメントは高尚なものでハイレベルな知識」と思っている管理職がいますが 人の育成など皆同じで 人の育成に長けた人は 管理職でも 教師でも 親でも どの立場でも優秀だと思います
「人を伸ばす技術」は至ってシンプルです
耳は2つ・口は1つ
人間は偉くなり リーダーになると つい説教や演説が好きになるものらしい
言いたいことが山のようにあるものだから ミーティングでも会議でも一人でしゃべってる人も多い
勘違いしてはいけないのは リーダーが喋りたい以上に メンバーはもっとたくさんの言い分をもっているということです
西洋のことわざ通り
耳は一つ 口は二つ
神は喋る倍だけ人の話を聞きなさい
と我々を創りたもうた
のです
喋る倍だけ聴くことができるのが 優れたリーダー 優れた親なのです
やはり どんな人からも学ぶべきものがあり 是非聞かせていただきたいという こちらの誠意がなければ 人生などむなしくなるだけではないでしょうか
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました