学生の場合、書類選考・面接時に必要になるもので履歴書のほかに
成績証明書・卒業見込証明書・健康診断書などがあります
小学校の頃より通信簿が唯一の自分の努力と能力の評価表でした
学生は「学んで生きる」ですから学んだことを評価されるのは当然ですが、近年の選考担当者は この成績証明書をあまり重視しない人が目立ちます
昔の選考官はよく見ていました
「優が少ない!」「履修残科目が多い」「語学が弱いな・・・」などなど
確か平成の前期、大学を卒業できず入社できない学生が出てしまい社長に一喝されたことがあります
「卒業証明書が出てましたので大丈夫かと思ってました・・・」
「成績証明書見ればわかるだろ!」 確かに卒業は危うさのある内容
それ以来、成績証明書は全員目を皿のようにして観るようになりました
最近は 人物本位で採用 という風潮になり、それはそれでいいのですが 成績証明書をろくに見ない選考官が増えてきました
立命館アジア太平洋大学学長・出口治明氏が「日本の大学生の学力が落ちてきているのは成績を重視しない企業のせい」と声を上げていましたが、全くその通りだと思います
学校名(ブランド)を気に掛けなくなったのはいいのですが、アルバイト経験は・・・スポーツは・・・友人は多い・・・
人物も明るく素直で協調的がベスト・・・
これもその通りですが プラスアルファなにかが足りません
正直、創造力や強いリーダーシップのある人材が採れません
学生も面接時、平気で「正直、学業にはあまり力を入れてこなかったんですが・・・」など言ってきます
スポーツに力を入れてきた・・・縦社会に馴染み、根性がある
アルバイトに力を入れてきた・・・稼ぐということを知っている、底辺の仕事を知っている
もちろん面接時には評価されます
ただ皆さんは、学生時代力を入れてきたことはなんですか?と聞かれたら
「1も2もなく学業です!」
「生活費を稼ぐためにアルバイト・・・仲間づくりのためにクラブ活動をしていました」
と言い切ってもらいたいものです