前回、入社後短期間で離職してしまう若者の問題点を取り上げましたが今回はある程度社会人経験を積んだ人の転職の問題点です
転職回数が短期間で多い人
やはり何か問題があるのでは・・・・と思われます
面接前には各面接官に履歴書と職務経歴書のコピーが配られますが、履歴書に転職回数が多く記載されているととある部長は赤ペンでA社とB社の間2年、B社とC社の間2年半などと書き込んでました
「2年から3年で転職繰り返してるな・・・」
やはりマイナスなイメージの方が強いです
私の経験上NO1は北関東で支店長時代24歳の男性でアルバイトも含め転職回数22回でした
もうすべて数か月です
一つ一つ転職理由を聞いてみましたが「そんなことで辞めるの?」という内容ばかり
終身雇用が崩壊したとはいえ「理想の会社が見つかるまでチャレンジしていきます 人生は1度きりですから!」という就業感の持ち主
周りにだれか諭してくれる人はいないのだろうか・・・見た目は端正な顔立ちで、頭も悪そうじゃない・・・
どうしても我慢できなくて辞める場合はあると思います
私は最初の会社は24年いました やはり転職というものは非常に勇気のいるものでした
この2年間はリゾート施設部門の採用も担当しているので調理師の面接もよくやるようになりました
やはり2年~3年で4回ほど転職している30歳前後の若者がいました
一緒に面接をしている調理長が以前在籍していた一つ一つの調理場での状況を細かく聞いています
「Aでは〇〇な技術を身につけBに移りました、そこでは■■を習得できCに移りました 御社は△△が素晴らしいと思い志望いたしました」
スキルを身につけるとさらにレベルの高いところに移りさらに高いスキルを身につける
その度に人間的にも成長しているのもよくわかります
入社したらこうなりたいという目的もあり、自分のセールスポイントも具体的
転職のたびにステップアップしていくのが本来の転職のカタチです
「うちにはずっといる気はありますか?」
「御社は調理長になるための最終仕上げだと思ってます 副調理長以上になれ、将来的に調理長としても考えてくれるならずっとお世話になりたいです」
非常にハッキリした答えでした
調理長は「うん僕としては欲しい人材です 職場にもいい刺激になる」と太鼓判
私も新入社員時代に「職場は自分を鍛えてくれる道場だと思って毎日出てこい」と言われてました
彼の場合も仕事は人生の修業の場という人生観がよく出てました
「修業とは出直しの連続なり」宮本武蔵の言葉ですが、転職のために自分が磨かれているということをハッキリ言い切れるのであれば、転職回数が多くとも非常にいいことだと思います