欲求の強さが熱量を生んだ昭和
まだ入社したばかりなのに元気でハツラツとした人もいれば
もう何年も組織にいるのに影の薄い人もいます
夏の虫が光に集まるように 人もキラキラ輝いている人に注目が集まります
「あの人が部屋に入るとぱっと明るくなるよね!」は それだけで組織にとって貴重な人材です
明るく元気にしたいが様々な要因があって輝けない人は大勢います 元々、平常心では人はテンションが低く、案外白けてます
昭和30年代は「掃除機が欲しい」「冷蔵庫が欲しい」「洗濯機が欲しい」いわゆる三種の神品が欲しくて懸命に働き、次はクーラー、カー(自動車)、カラーテレビの3Cの所有のために働いてきました
現代は生理的欲求・安全への欲求は満たされた世の中といえます
「暑い」「寒い」などの不満は満たされ、食材は冷凍保存でき 掃除・洗濯・食事作りもだいぶ時間短縮できるようになったといえます
安全・安心・安定はもちろんいいことですが、やはり欲求が強烈でなくなった分 白けやすくなります
低体温は病気の元
体温が低いと病気になりやすいと言います
同じく心が冷めていると精神が病みやすくなります
「やる気が出ない」「職場行きたくない」「飲み会などまっぴらごめん」などの状態です
白けやすい世の中ですが、熱量を上げてくれるのは経営陣でも、上長でも、労働組合でもありません 「会社が楽しくて毎日行くのが楽しみ!」ではディズニーランドのように入場料が取られます
給料を払っているのでので基本的に会社は心の熱量を上げてくれることなどしてくれません
あくまで やりがいがある 楽しい 面白い仕事は自分自身で熱量を上げるしかありません
これを「自己発火力」と呼んでます
原子力のように常に高出力の熱量を発する原発のような人もいれば、風力発電、水力発電のように他の力を借りて熱量を上げる人もいます 本を読んだり、セミナーに参加したり、その発火点は人それぞれです
志に高い方に合わせるのが鉄則
組織には様々な人がいますが、白けた人 冷めた人に合わせていくと組織の成長はとまります
志の高い人
テンションの高い人
いわゆる 熱量の高い人に合わせないといい組織はできません
熱量の高い人を冷めるような行為もご法度です
「未来は暗い」「もうこの会社は伸びない」「今の若い奴らはだめ」というような人ばかりになれば 太陽のない世界と同じだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました