人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
人財育成

忠言は耳に逆らう 臨界期を知る

 適性な時期に適正な刺激

住友生命保険相互会社常務取締役 金平敬之助さんが私の最初にいた会社で講義をしてくれた時の印象に残った言葉です

////////////////////////////////////////////////////////////////////////

脳生理学では、臨界期と言う言葉をよく使う。正しい時期に刺激を受けなければ、正常な機能が発達しない。その時期を指して臨界期と言う。
たとえば、猫。

生まれてすぐ目隠しをする。

そのまま45日間、光の刺激を与えない。

視覚系の神経細胞は未発達のままになる。

ついには、永久にものが見えなくなる。

この45日間が、猫の目の臨界期というわけである。
仕事でも、臨界期はあるのではないか。たとえば、新しい保険商品が売り出される。一か月たっても、一件も販売に成功しないと、その保険が苦手になってしまう。

保険の世界では、新商品の販売能力は、発売後一ヵ月が臨界期だと言っている。

//////////////////////////////////////////////////////////////////////

適性な時期に 適正な刺激 を見余ると発達がなされない

これは「新入社員入社研修」で必ず伝えてます 「俺はちゃんとクリアしてきた」ではなく 「避けたことにより臨界期を越えてしまったことがたくさんある」という意味です

f:id:TOMOHIRO358:20210421191425j:plain

 学校に比べあいまいな企業教育プログラム

人間の脳は10歳までに大まかな構造は出来上がるらしいです

幼稚園・保育園では 歌を歌わせ 絵を描かせ 友達と共に行動させます

小学校ではもっと 適正な時期に適正な刺激の教育カリキュラム が創られて運営されています

対して 人の成長が利益に直結する企業教育 は臨界期に対する認識が甘いと言えます

何人も優秀な部下を育成している上長の中には 臨界期を心得ている人もいますが、経験からくるの領域でカリキュラムはありません

人は意識的・無意識的に苦手なこと・好まないものを避ける傾向があります

教育・育成のカリキュラムはそれを計って必要なものだと思います

転勤により異動してきた時に「汚い部屋だな きれいにしよう!」と思っていても45日放置すると慣れてしまいます 「思い立ったらすぐやれ!」はこんなところから生まれたのかもしれません

f:id:TOMOHIRO358:20210421195758j:plain

 忠言は耳に逆らう

私達は 子供や入社したての新入社員を見て今身につけさせないと一生身につかないなと思う場面があります

それを 教育 しつけ 自覚させる をせず放置したばっかりに臨界期を越えてしまいます

挨拶ができないままミドルへ

ホウレンソウが身につかぬまま責任ある立場へ

謝ることをしないまま管理職へ

「あの人は人間として・・・」→「いや、もう遅い 臨界期越えてる

と言われたりします

わが気に入らぬものが わがためになるものなり

鍋島直茂の言葉です

忠言は耳に逆らうと同じ意味です

人間は年齢を重ねたり キャリアを積んだり 実績が増えたりしていくと だんだん気に入らない言葉には耳を貸さなくなります

批判はもとより、アドバイス、忠告に至るまで反抗、攻撃と受け取るようになってきます

そう考えると うるさい親 も うるさい先輩 もありがたい存在なのかもしれません

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています