くう・ねる・あそぶ
前回の「伸びた人生のライフプランを見直す」の続きです
今日も話題になりましたが「平均的に自営業の人は長生きだね」ということです
仕事で幸福度&長生きの高い条件は
①自由さがあること
②達成感があること
③モチベーションタイプが合っていること
だといいます
逆に幸福度が低く短命になりやすくのは
①休みが少ない
②雇用が不安定
③労働時間が長い
仕事だそうです
サラリーマンで短命なパターンは
・満員電車に長時間揺られて出勤の毎日
・多くの人間関係でのストレス
・拘束時間が長い
・基本的に指示・命令で動き、自由度が少ない
・休日は疲れをとるのがメイン
・定年後は趣味がない
は健康寿命も短く、生きがいもなく、老けた老人になりやすいようです
サラリーマンでも「休日の120日間は目いっぱい好きなことに没頭している」人は『一人遊びが苦手な老人』とは無縁のようです
子供の頃の日産自動車のCMで「人生くう・ねる・あそぶが一番大事」とありましたが、これは非常に的を得た言葉かもしれません
虫などと違い犬・猫くらいになると、ボール遊びしたり、じゃれ合ったりします
『高等動物になるほど遊びに頭を使う』といいます
遊び・自由のない人生は窮屈です
高齢者はどんな仕事をしているか
現在は70歳で働いている人は半分弱ですが、寿命の延びと少子高齢化で年金支払年齢が遅れ金額も減となると、8割以上の方が70代でも働く世の中になっていきます
実際高齢者はどんな仕事をしているのでしょうか?
最も高年齢者が多い職種は農業で198万人で、その52.6%が65歳以上の就業者によって担われています
老後の農業を勧める人は多く「何かを育てる」「土を触る」「太陽を浴びる」「適度に体を動かす」いい仕事なのかもしれません
次に高齢者比率が高い職種は居住施設・ビル等管理人の47.0%
マンションの管理人とかは確かに楽ですが、身体を動かさないのが気になります
法人・団体役員も36.1%
販売・サービス業も高齢者は多く
コンビニやスーパーなどの販売員を含む商品販売が11.6%
販売類似職業が35.0%(販売類似職業は不動産の仲介や保険商品の代理販売などが含まれている分類)
理美容師、クリーニング店のスタッフなど生活衛生関連サービスは23.9%
飲食物調理17.0%
警備員は37.1%
タクシードライバーやトラックドライバー18.5%
清掃33.0%
など高齢者比率が多いです
高齢就業者を積極的に受け入れている職種は老後に備えて知っておくことは大切になってきます
70歳まで雇用することを歓迎する企業は40%、歓迎しない企業は60%ですが、昨今の労働力不足から歓迎する企業が増えてきています
孤独な老後・楽しい老後
イギリスの精神分析家ロナルド・フェアバーンによると、人間が根源的に抱いている本能的欲動に「対象を希求する本能」があるそうです
他者と関係を築きたいという欲動は避けられない人間の本能で、人間は誰かに頼りたがり、世話してもらいたがり、何でも共有したがります
うれしかったことや楽しかったこと、おいしかったものなど、ひとりきりで経験するよりも誰かと共有したがり、面白いものを見つけたからと母親を呼ぶ動物は人間のほかにいないそうです
「ステキだね」と言えば「ほんとステキだね」と応えてくれる人
「これ、すごくおいしいよね!」と言えば「うん、すごくおいしいね!」と応えてくれる人がいるこは非常に重要なようです
自分ひとりだけの経験や感覚は、記憶の中でも色褪せやすいもので、誰かと共有した記憶は、思い出となり、歴史となり、 相手との記憶が心に残ることでより深く意味づけられ、広がっていくのが人間です
ひとりでももちろん悪くありませんが、2人ならよりよし、3人ならなおいいようです
人間は共同で動くように作られているようです
他人との関係に苦しめられ、ひとりでいることを選んでしまった人はそれはそれでいいと思います
IQが高い人ほど孤独を好む傾向があります
ただ、今ここにいるあなた自身の存在を認めてくれる人がいた方が楽しいのは確かなようです
まず、少しでも深いな害となる人は遠ざけ、1人か2人の共振できる人を維持することも大切なようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました