健康寿命も延びている
小泉進次郎が「年金支給は80歳からでいい」という声に「死ぬまで働けということか!」と反発の声が上がっています
小泉ブランドはストレートに歯切れ良い発言と、強権的に実現をするところが人気ですが、現在の男性の平均寿命は81歳なので「死ぬまで働く」と考えるのはごく普通で「あの人ならやるかもしれない」と考えてしまいます
ただ寿命は延び続けているので、1965年生まれから支給を1年づつ遅らせ、1970年生まれは『男性70歳・女性75歳からの年金支給』は妥当だと思います
X世代は予測では男性85歳・女性97歳ですから「年金支給=老後は15年間」という暗黙のルールにも合致しています
1970年生まれからは人口のボリュームゾーンの団塊ジュニア世代で、この世代はいろいろあって子供をつくりませんでしたので、社会保障費を支える人達が激減してからの老後になります
医療費の個人負担割合も増やしていくでしょう
「60歳で多額の退職金をもらって、年金で悠々自適な老後」は昭和の話です
・年金支給年齢はどんどん上がる
・年金だけでは生活は苦しい
・医療費の個人負担も上がる
という少子高齢化社会の老人増えて納税者少ないという現実はこれから目の当たりにします
ただ、シルバーの求人は豊富になると予測されています
健康寿命と命の寿命の間を埋めるのが年金なので、妥当な時期からの支給になってくると思います
X世代とZ世代の老後準備
職場のX世代は「老後は2000万円入るらしい」
「いやいや90以上まで生きるなら5000万円らしいよ」
「今からじゃそんなお金つくれないよ!ずっと働くしかないね」
などと話している一方
Z世代は「年金プラス10万円らしいけど、どうやって作る?」
「株でしょ!3000万で月々10万、6000万で月々20万」
「新しいネット副業も増えるよね」
こちらは超低金利時代に生まれたせいか貯金という頭はなく、ネットで稼ぐということには多くの知識をもっています
どちらも昭和には無かった会話だと思います
学校出て→就職して→定年して→年金暮らしを始める
という昭和のワンステージから、令和はステージが1つか2つ増えてます
増えたステージを苦しいものと考えるか、楽しいものと考えるかで人生の充実感は違ってきます
老後のお金の問題を解決したとしても次の問題があります
人生の余り=余生
堀江貴文氏「高齢者の定義をアップデートせよ」と主張してますが同感です
「人生100年時代」はもう目前で、後期高齢者になってからも20~30年は人生が続くことになる
現役を退いてからの年月を「人生の余り」という意味で「余生」と呼ぶことがあるが、人生100年時代が生み出す20~30年もの余生とは言い換えれば「膨大な暇」との闘いになると述べています
この暇を持て余して心身の活性度が下がれば、確実にボケが始まると言います
そういえば以前、堀江さんのお母様が「家の近くにマンションを建ててほしい!私はそこの管理人になる」と言ってきた時「ただ座ってるだけの管理人なんてボケまっしぐらだ!」とはねつけ、お母様は近くの児童センターに勤めたそうです
子供と忙しく接するので非常に生き生きとした毎日になります
「暇を持て余す」のではなく「暇を手なずける」ことを考えるべきで、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)を立ち上げたのも80歳、90歳、100歳になっても現役としてお金を稼ぎ、大いに遊びたいからだそうです
『何歳まで生きるかわからないが、人生の最後の最後まで楽しみたい』
HIUはオンラインサロンだから、少々体が不自由になっても参加でき、国籍を問わず世界中の人々と交流もできるそうです
そこでは個々のメンバーが自由に好きなこと――本を出したり、日本酒を作ったり、イベントや合宿を計画して実行したりといった活動をしているとのことです
お金の問題がクリアしたら、膨大な時間をどう消化するかになります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました