まず否定するは老害の始まり
X世代は企業で責任の重いポストにおり、Z世代の親でもある場合が多いです
言い方を変えれば、部下の育成と子供の育成をする場合が多い世代といえます
部下や子供が何かやろうとしているのを『まず否定から入る』ことはないでしょうか?
部下のチャレンジ
子供の就職の進路
などに対し「これから人口が減るし・・・」「その仕事はAIがやるようになる」など、若い世代の熱量に水をかけるような言葉です
夢やロマンをもつ若い世代に対し、好奇心も夢もロマンも薄くなり、現実のシビアさだけは嫌というほど体験してきたので、冷めた言葉を発信しがちになります
また筋肉が減り動くのが億劫になると、無意識に脳を動かすことを嫌うようになっていきます
脳を動かすということは、かなりのエネルギーを使うそうです
できるだけ変化が無いように
できるだけ脳のエネルギーを使わないように
なりだすのが50代からのようです
ドリームキラーになってないか?
人が何か夢や目標を立ててそのことを語ると否定をしてくる人をドリームキラーと呼びます
ドリームキラーは上司や先輩、親など身近な人で、いつもは様々な事をサポートしてくれたり、助けてくれる人の場合が多いです
否定的な言葉やネガティブな言葉で、結果的にその人の夢や目標を壊してしまいます
客観的データに元ずくアドバイス
自分の失敗談からの情報
などもありますのでややこしいですが、これらは情報提供にとどまり、否定まではしてきません
強くやる気を語れば「どうしたら実現できるか」いろいろと考えてくれたりします
ただ人の夢を壊すドリームキラーもいます
①妬みや嫉妬の感情・・・その人の成功が面白くない
②認知的不協和・・・自分の持っている価値観や常識から逸脱したことには違和感や不快感を感じるので、自分には無い常識や価値観を否定することがあります
「仕事は汗をかいて働いてお金を稼ぐことだ」
「株で収益を得るなんてダメ人間になる」
「ネットでラクして稼ぐなどはダメだ」
と自分の価値観や常識を守ろうとする心理です
認知的不協和に関しては、しっかり話をして理解してもらえると思います
ドリームキラーの心理として、新しいことをしようとする人をコンフォートゾーンに引き戻そうとしているのです
コンフォートゾーンとは『心地よい場所』で「快適領域」「安心領域」などとも言われおり、人が不安や恐怖、ストレスを感じることなく安心して居心地が良いと感じる心理的な領域のことです
自分と世代の違う若者が、なにかチャレンジしてこの領域を抜け出すと、自分の周りから離れていくのを嫌がり今までと同じ場所に引き戻そうとします
これは全く無意識の心理です
人は仲間が離れていくと疎外感を感じ、一人になった感情になるのが嫌なのです
時代を創るの若者
年齢がいっても、好奇心が強く新しいことにチャレンジする気満々の人もいます
60歳定年後に事業を始めようとするシニアも多くいますが、たいがい同世代は否定的な言葉のオンパレードです
このくらいになると『ずっと雇われて飼いならされてきた人達』の意見は聞かない方がいいと思います
ガチガチなコンフォートゾーンになってしまっている同世代とは脳の若さに差があり過ぎます
私もX世代ですが事業を始める時は、同世代はほぼ否定的な言葉だらけでした
「自己責任でやってみろよ!」と言ってくれるのは同じく自分の事業や副業をもっている人だけです
『時代を変えるのは若者・よそ者・ばか者』と言いますから、若い社員や、他社からの転職組、組織行動な苦手な人やユニーク過ぎる人は「理解できないけど何かしてくれる人」と認識した方が良さそうです
X世代はコンフォートゾーンが出来上がっているからこそ、ドリームキラーになる可能性があることを自覚するべき年齢だと思います
無自覚なうちに若者や自分の子供の夢をつぶしているかもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました