支合・半会とは
相性は「この人とは相性いいですか、悪いですか?」など簡単明瞭なものではないと言いましたが、今回の『合法=融合』は結ばれるか否かではかなり重要な部分です
本来は縁あって出会った人との関係の為に『相性は活用するもの』ですが、合法がないと結ばれる力はかなり弱くなります
今回は『合法=融合する力』を引き続き「陰占」で観ていきます
前回、天の気である精神を表す「干」では干合による相性ですが、地の気である「支」では現実の相性になります
十二支は動物であるように「生物としての相性・肉体の相性」ともいえ、相性をみる時に真っ先にこの部分を見る鑑定士も多いというほど重要です
算命学には
融合して大きくなる・・・合法(融合)⇒三合会局・半会・支合・方三位
散らす・切り捨てる・・・散法(分裂)⇒対冲・刑・害・破
があり、結婚の相性をみる上では融合力である合法をみていきます
三合会局は天の干支は異次元が融合されて成立する組み合わせで、次の4つの組み合わせです
①申子辰・・・三合水局
②寅午戌・・・三合火局
③亥卯未・・・三合木局
④巳酉丑・・・三合金局
半会とは、正三角形で結びつく3つの干支の組み合わせの内2つの干支がある状態で「準三合会局」とも言い、半分だけ会局しているということで「半会」と言われています
三合会局と半会は『異次元融合』といわれ非常に強い融合する力です
支合は同次元のもの同士が融合する形で『同次元融合』で、組み合わせは次の6つです
①子ー丑 ②亥ー寅 ③卯ー戌 ④辰ー酉 ⑤巳ー申 ⑥午ー未
下図をみればわかるように、支合は地球の自然な気の流れに逆らうことのないスムーズな関係で、自然と無理なく一体となれる融合力です
陰占なので無意識の部分ですが、三合会局・半会・支合のあるなしは結婚の相性では極めて重要になってきます
鑑定士によっては「この3つがない場合は結婚はあきらめるべき」などと言ってきます
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融合する力がないと結婚は難しい
前回の十干の干合は「心の一致」でしたが、半会・三合・支合は「現実の一致」になり、「仲がいいのになかなか結婚しないね」というカップルは半会、支合がないのです
現実的にくっつくのか、くっつかないのか?をみるものです
精神=心・思考の相性を見る十干と違い、十二支の法則は現実・肉体の相性などをあらわし「口げんかをよくしているのに仲がいい」などは、思考・精神の相性は悪くとも、現実・肉体の相性が良く、離れられません
逆に「離れたいのに離れられない関係」になり、強力な粘着力で張り付いているものを無理に引き離そうとするようなもので、痛みを伴います
ポイント4・・・半会・支合はあるか
お互いの命式の中の十二支(地支)をみて、半会・三合・支合を見つけます
結婚の場合、半会・三合・支合のいずれか一つは必要です
方三位も合法ですが『同じ季節を生きる』というまったりした関係で、成長や膨らんでいくことがなく、強い融合力はありません
なんとなく仲がいいという関係で、趣味の合う友達同士ならいいかもしれません
相性の良さとエネルギーの燃焼効率の良さはイコールとなる
エネルギーの燃焼効率は人間関係に左右され、周囲にいる人達と力を合わせて燃焼させるものなので、相性の良い人とはエネルギーの燃焼率が良くなります
エネルギーが燃焼するほど自分の行動に対する満足度が増し、生きる価値観が高まり、付帯効果として人徳が備わってきます
人徳が出てくると周りからの支援が得られるようになってきます
エネルギーを最も燃焼させてくれる人が自分の運気を上昇させてくれる人なので、自分を輝かせてくれる相性のいい人といえます
結婚の良い相性とは発展し続けることで、融合力の強い関係は極めて重要です
ただし本人に目的や欲求がなければエネルギーの燃焼はありません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました