IQとは・・・
IQと聞くと「元々の頭の良さ」いわゆる「もう変えられない」というイメージが強いです
IQというのは人の知能を数値化したものであり、知能指数と呼ばれ『intelligence quotient』の略語です
IQが20違うとお互いが理解できないとも言われています
基本的に、IQが高ければ高いほど知能が高く問題処理が上手にできると言われ、このIQについては遺伝的な部分が強く先天的にある程度決まってしまうようです
不可能ではないですが努力で伸ばすといったことがあまり出来ないと言われています
・IQが85から115までの人が、人類全体の68%を占める、いわゆつ中央値
・IQが70から130までの人が、人類全体の95%を占めるとされています
85以下と115以上は社会に出ると違和感を覚えるようです
ちなみに東大合格者がおおよそ120と言われています
歴史上のIQの高い人物を見ると
スティーブン・ウィリアム・ホーキング博士 IQ160
ガリレオ・ガリレイ IQ185
アイザック・ニュートン IQ190
アルバート・アインシュタイン IQ190
キュリー夫人 IQ195
ブレーズ・パスカル IQ195
トマスヤング IQ200
レオナルド・ダヴィンチ IQ205
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ IQ210
ニコラ・テスラ IQ240
ジョン・フォン・ノイマン IQ300で、通称 宇宙人と呼ばれた ハンガリーの数学者です
この人達は身近にいても私とは友人になれなかったでしょう
EQ=心の知能指数 は高めることが可能
IQと似た言葉でEQがあります
EQとは『心の知能指数』のことであり emotional intelligence quotientの略です
心の知能とは、自己や他者の感情を知覚し、また自分の感情をコントロールする知能を指します
IQの前にエモーショナル=感情的がプラスされた言葉の略です
変えることが困難なIQに対してEQは後天的に高めることが可能です
変えることが出来ると言われると希望が湧いてきますよね
またビジネス社会ではEQの方が重要であるとされています
それはEQが、自分自身と他者を理解する能力であり、自分自身の感情をコントロールすることで最適な行動をとることが出来る力であるからです
人財育成・組織コンサルタントの三浦将はEQを高めることにより人財育成をしています
EQの高い人は
・怒りなどの感情をコントロールできる
・相手の気持ちや意図を察しながら話をしっかり聞く
・間違いを素直に認め次に何をすべきかを考える
・失敗し落胆しても立ち直りが早い
・自分の価値観や行動基準が明確
・違いや変化を受け止めて柔軟に対応できる
・謙虚だが自主・自立性が高い
といった特徴があり、ビジネスの現場で求められる能力を要しています
社会に出て、最初の上長がEQの高い人だと良い意味でその影響を受けやすいです
若い頃に出会う『師』は大切です
上長に恵まれなくとも良い書物などと出会えばEQは高くなるそうです
EQを高めるには自己理解から
三浦将さんはまず大切なことが『自己理解』だと言います
心理カウンセラーの資格を取る時も「自己理解ができていないとカウンセリングは出来ない」と言われたことがあります
自己理解の為には『感情の見える化』が必要だそうです
些細な事でもいいので毎日記録することで
「今日■■なことで○○さんと意見が衝突した」
「腹が立つ」⇒その時の感情の強さも記載
自分の感情に対して良し悪しは記入しない
自分の感情を切り離し客観的に観ることがようです
『刺激』⇒『反応』⇒『行動』
意見が食い違う⇒腹が立つ⇒口論の『刺激』⇒『反応』の間の感情をしっかり理解することです
この訓練が無いと刺激』から反射的に『行動』に移してしまい 怒る・殴るなど三流の行動をしてしまいます
感情を見える化し、客観的に理解し、感情管理に長けた人間になることがEQを高めることにつながります
次が『共感力』で『積極的に相手に共感しようとする姿勢』だそうです
心理カウンセラーの『傾聴』と『共感』のみで相手の壊れかかった心を回復させます
こどもは共感力が弱いので、いじめられてる相手の気持ちがわからず、いじめという楽しい行為を優先してしまうと言います
「親の心子知らず」というように、大人になってやっと親に共感できるようになります
共感力とは人間が心の成長をしないと身につかないものなのです
EQを高めるとは
①自己理解
②感情管理
③共感力
④人間関係管理の4つです
「人は感情が8割」「怒りの感情はすべてを台無しにする」「絶望の感情は心を破壊する」など言われますので、感情管理は知能指数などよりはるかに重要なことだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました