平等な社会を作り上げた日本
日本は何主義で何国家でしょうか?
「日本は世界で最も成功した社会主義国だ」 とよく言われています
私達は「いやいや日本は資本主義の競争社会だし、民主主義国家だよ」と反論します
これは以前、日本に訪れたソ連のゴルバチョフ書記長述べた言葉で「日本は理想的な社会主義国家だ」ということです
「日本人と話すと共産主義が伝染る」というブラックジョークもあるようです
高度経済成長期には人材確保の為に〈終身雇用制度〉や企業内組合による〈労使協調〉などが標準化されていきました
日本社会にあった〈村社会〉などの共同体志向や平等志向が企業などに持ち込まれ「日本的経営」などと呼ばれるようになります
・社長から平社員までの給与格差が小さい
・手厚い福利厚生
・終身雇用による雇用保障
・家族手当に見られる能力に対してではなく給与を支払うシステム
・多額の退職金
・老後は年金で安心して暮らせる
この会社の勤務形態・雇用形態が社会主義的であると言われる所以です
「一度就職してしまえば最後まで会社が面倒をみてくれる」
「年齢に応じて出世して賃金は自動で上がっていく」
「退職後は多額の退職金を会社からもらい、国から死ぬまで年金がもらえ生活できる」
これを資本主義の競争社会と呼べるのでしょうか?
立地的に孤島として存在していた日本は、思想的にも孤島で日本でしか通用しないルールが数多く創り出され『日本株式会社』など呼ばれたりします
本当の自由主義も民主主義も理解しないガラパゴス化したのが日本です
安定を得た代わりに自助努力をするマインドを失ったように思えます
自分の人生は自助努力
日本は富の分配が平等な社会・・・を作ったと言えます
マルクスの提唱した『平等に富む社会』を理想的に作り上げたのが日本なのかもしれません
低成長期に入り、バブル経済も崩壊してこのシステムが無理となっても、このカタチに拘り、その犠牲になったのが就職氷河期世代です
就職氷河期世代は派遣労働者や契約社員など非正社員の大量雇用による給与格差の拡大など、団塊の世代を守るための犠牲になっています
通常は
「会社との関係などどうなるかわからないから、次で活躍できるようにスキルを磨いておく」
「歳をとって働けなくなったことを考えておく」
「会社や国なんて自分の人生の面倒をみてくれるはずがない」
自分の人生は自助努力なくして成り立たない
というのが他国の発想です
さすがに30年の経済低迷に加え、少子高齢化で未来に明るい材料が無いために『自助努力しなければ生きていけなくなる』と考え始めている人は多くなってきました
それでもまだ「役職定年?会社は俺たちを大切にしない!」
「年金が危ういぞ!国は何とかしろ!」と声を出す人も多くいます
日本人に言いたいひと言「やれ!」
中学校の家庭科で『金融知識の授業』が始まったことを以前ブログに書きましたが、日本人のマネーリテラシーを上げることは今後非常に重要だと思います
日本の貯金金利は0.7と非常に高かった時期は貯金してればよかったですが、今や金利などないに等しいです
・労働市場に自分という労働資本を投入して給与を得る
・金融市場に資金を投入してお金にお金を生ませる
・不動産投資をして土地に稼いでもらう
・特許・書籍・kindle・YouTubeでなどの権利収入を得る
自由主義なので法に触れなければいろいろとチャレンジできます
投資歴15年の厚切ジェイソンの手法は至ってシンプルです
「投資というと、毎日株価をチェックしたり『市場を調べたりしなくてはいけないから大変』という印象があり『専門知識無くて大丈夫?』という不安もあるでしょう
でも、僕の投資法は〈バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(通称VTI)〉というものにコツコツとお金を積み立てて投資をしています
投資初心者の皆さんであれば〈楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)〉に投資をすると、僕が投資をしているのとほぼ同じ銘柄になります
銀行は1年で経ったの0,001%!投資は1年で16%! どちらにお金を積み立てればお金が増えるかは明確ですよね」
と語り、私も難しいアクティブ投資はよくわからないので『ETFのほったらかし投資』です
日本人へのアドバイスは・・・と聞かれ
「YARE!(やれ)」と一言
定期的な運動習慣しかり
コツコツの投資しかり
出来ないのではなく、やらなかったツケが廻ってくるのが老後のようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました