南方グループとの関係
『流動法』は、宿命(小宇宙)の陽占が自然界の法則(大宇宙)と一致しているかどうかを観ます
自然界の法則と一致しているほど楽で、一致していないほど苦しくなりますので『自然を味方にする』を目的に改善することが流動法のテーマになります
十大主星を五行に変換して、相生・相剋・比和でみていきます 「位置法」とも言います

相生の関係はお互い無意識で、相剋の関係は意識し合い、比和は同格にみる為お互い意識します
本来の五行の自然な位置は「木性→東」「金性→西」「水性→北」「火性→南」「土性→中央」ですので、下図のように中央を自分とすると「東の社会からは剋される」「北の目上は剋す」「南からは生じられる」「西は生じる」などが自然なカタチ=理想と言えます

南は目下・子供・欲求・夢・生きがいの場所で、相生関係が望ましいです
最も理想的なのは、目下が自分を助けてくれる型で、目下から慕われるためには目下を一人の人間として尊敬・尊重する姿勢で生きることが大切になってきます
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自然界と一致し良好
目下から生じられる型で、下が自分を慕ってくれる・助けてくれるカタチであり、最も自然の力を味方にしやすい人といえます
目下に支えられ、部下運・目下運・子供運は良好です
本来、目下は力で押さえつけるのではなく『心服』=心から服従させるのが理想で「北風と太陽」の話のような世界です
目下との接し方が自然で苦労しない為、穏やかな目下との関係が築け、精神状態も安定しますので積極的に目下と関わっていくことで陽転していきます
子供が生まれると中心(胸の星・上の図では鳳閣星)が強められ安定します
子供・目下・夢により自分の自尊心や精神が高められるカタチです

ほぼ良好
自分から目下を生じる型で、懸命に目下を助けるので下から慕われる人です
目下に奉仕し、助けているので子供運・目下運は良好で、穏やかで平穏になります
ただし子供が過保護になりやすく、常に心配な為いくつになっても面倒をみようとします
特に強い星をもった子に尽くし過ぎると子供が病弱になりやすくなります
夢や生きがいの南を生じているので安らぎや安定はある人生です

少し不自然
目下から剋される型で不自然です
目下との関係で苦労しやすく、下の言動に敏感に反応してしまうところがあり、多数の部下を管理する役職に就くと心労も増えます
管理職より単独行動のスペシャリストの方がよく、部下がいない環境の方が伸び伸び仕事できます
目下に敏感になるので、話はよく聞き、しっかり考えてくれて目下に対して情が厚い人になっていきます
目下から学ばされることも多くなり精神的成長が大きくなります
子供ができたら共に成長する『共育型』の親になりますので、見方を変えれば理想的な型といえます

不自然
自分から目下を剋している型で不自然です
下に厳しく、押さえつけるような対応や態度になりやすく、子供の伸びる芽を摘みやすくなります
本来、部下や子供はじっくり丁寧に育てるものなのですが、育成を急ぎがちで自分の思い通りに下を育てようとするところがあります
「自分の望む成長速度は速く設定しすぎてる」と見直してみてください
自分が身強で、目下が身弱だと潰しかねないので注意が必要で、身強の部下は「この人の下だと成長できる」と考えたりもしますが、身弱な部下だと「ついていけない」となりえます
目下から学ぶものはありますが、目下や子供の方が学びが多くなります
目下と関わっていくうちに下から学んで成長できる人で、情を学び徳を積み重ね精神的成長があります

最も不自然
自分と目下が同格の型で矛盾しています
友達親子や上下関係のない上司と部下になりやすく、どちらも成長しません
子供と張り合い、競争をするところがあり、対等意識が子供の自立を妨げますので自分の子供ができたら自分と同じ分野に進ませない方が賢明です
親として、上司として振舞う努力が必要です
「目下と友達のような関係を築ける楽しい人でいいじゃないか」という見方もありますが、自然界の法則では矛盾したカタチです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました