日座中殺とは
宿命天中殺は自分の命式に天中殺をもっていますが、運命の吉凶ではなく『個性』なので、その構造を知って処世術に活かしていきましょう
日座中殺とは下図のように日干支が『甲戌』と『乙亥』の場合です
下図のように10個の十干と12個の十二支を組み合わせていくと、2つ多い十二支が不自然融合を起こすのが天中殺ですが、その一番最初が『甲戌』と『乙亥』であり、60干支の最初の天中殺の場所で「天中殺中の天中殺」とよばれています

日座中殺の場合は日干支が天中殺であり、自分自身の場所が不安定になります
スタートは非常にいいですが物事の終わりの西側が不安定な為、まとめができず、まとめは人任せになります
西方が天中殺なので「申酉天中殺を強調したもの」ともいえます
無駄のない生き方をし独立独歩の人生を歩み、頭もよく行動力もあるので、何か新しいものを始める時は日座中殺の人をチームに加えるとすごく能力を発揮します
積み上げていくことは苦手なので、完成したら引いてもらうことです

日座中殺は北から南の現在のラインが強くなり『強いのは現在』であり、新しいことには見通しが浅く、人の意見は取り入れるが自我が強くあまり聞きません
ただ、何かに取り組んでいる時には素晴らしいものがあります
自分の命式内に天中殺があるので天中殺に免疫があり、年の天中殺が廻って来た時に影響が軽く済むとはいわれますが、やはり天中殺期間は新しいことを始めるのは避けた方が無難です
結婚も同じ宿命天中殺同士の方が「割れ鍋に綴じ蓋」でうまくいきます
宿命天中殺は苦労して自分が磨かれていきますので、苦労した分人として立派な人が多くなります
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家庭は不完全で良い
もう一つ西方は家庭・配偶者の場所なので、不完全の家庭の方が平和を保てます
完全を求めると苦しみが出てきます
算命学の場合は「男の子は跡取り」と考えるので、女の子が二人くらいまでなら影響はありませんが、男の子が生まれると夫婦間に溝が生まれやすくなります
子供がいなければ一生、仲の良い友達夫婦として過ごすことができます
「籍を入れない」「夫が長期に家を空けがち」などの変形家庭の方が上手くいきます
女性の場合は出産に普通の人の何倍も体力を使い、産後の日立ちが悪い場合もあります
血液の病気になりやすいので注意してください
男性の場合は若い頃はバリバリ働きますが晩年は急激に衰え、持病が出たりします
日座中殺の人は『反華運型』と呼ばれ『不完全の美』=不完全の中に美があり、それを求め、精神の世界や芸術の世界の中で独自の領域を創ることを意識してください
感性に優れ、頭もよく、養子に出たりすると大成功を収めたりします
親兄弟の肉親とは関わらない方がいいのですが、身内に対しては非常に優しく、どうしても関わってしまいがちです
特に女性は肉親にとらわれ、離れがたいところがあり、親兄弟の影響を受けやすく、婚期も遅れがちです

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