感染症からの復興で社会は進化する
歴史を振り返ると様々な感染症があり、人類はそれと戦ってきました
コロナウイルスの感染拡大は
・働き方の変化
・日常生活の変化
・各業界の構造変化
様々な変化を余儀なくされました
3・11の時は「復旧」に全力を注ぎました
アフターコロナの世界はどうなるのでしょう・・・
復旧・・・元のカタチに戻すこと
復興・・・新しいカタチを創り上げること
「もう元の社会には戻らない」
そう「復旧」ではなく世界は「復興」を目指していきます
明治維新 太平洋戦争のあと と同じです
人類の歴史では「感染症の流行」で社会変化が起こた例が多々あります
14世紀のペスト=黒死病はヨーロッパ・中央アジアで7500万~2億人の死者を出したと言われています
これにより
・歴史上最も広大な領地を支配していたモンゴル帝国が衰退していきます
・人口の1/3を失ったヨーロッパの中世は終わり 農業から工業へ 近世の時代が到来します
歴史が新しい時代に動き 歴史的な視点では良い方向に向かったと言えます
スペイン風邪は1700万~5000万人の死者を出しました これは20代~30代の死者が多く 高齢者の死亡率は高くなかったと言われています
日本は大正7年~9年 人口の4割が感染し 医療崩壊もあり死者は約39万人と言われています
世界人口の1/3が感染 第一次世界大戦の終結が早まりました
16世紀新大陸で天然痘が流行します 死者は不明です
天然痘によりアステカ文明やインカ文明が滅亡したと言われています 天然痘は文明の滅亡という最悪の事態を引き起こした半面 ヨーロッパ側からすれば 新大陸の植民地化を早期に成功させたといえます
他にも人類は コレラ エイズ エボラ SARS MERS などの感染症と戦ってきました
感染症との戦いで進化したもの
予防のために「新しい生活様式」という提唱がありました
・マスクを着用
・ソーシャルディスタンス
・三密回避
・黙食 etc
今までとは違う生活様式です
これは仕事も同じくで「パンデミック働き方改革」が提唱されました
・オンラインによる会議や講義
・リモートワーク リモート授業
など移動せずに会議に参加したり 講義を受けたりしていたのが 移動せずにできるようになりました
これは時間と交通費の節約になります
ハンコが電子印鑑になりそうなのもコロナ社会の恩恵です
今後は海外留学などもオンラインで可能になるかもしれません 大学などで海外の有名校の教授の授業が日本にいながら受けることができます
「大都市集中型経済」という昭和型世界も否定されました
「新しい生活様式」はやがて日常的なものになり 社会そのものを変化させていくでしょう
医療システムも変わります
行政システムも変わると思います
人類が新たな時代を生き抜くためにも 文明は常に進化していきます
歴史を見てもその契機として パンデミックがあり 人類は多大な犠牲を払いながらも戦い・進化させ 新しい文明を築いてきました
未来の歴史では今回の新型コロナウイルスの流行をどのように捉えるのでしょう
生活は
キャシュレス化 と ネット販売主流 へ
仕事は
テレワーク リモートワーク ハンコ・書類文化減少
教育も
オンライン化導入
政治は
中央集権から地方分権へ
こんなことが後世の歴史で語られるのではないでしょうか
流れに従って流れを制す
「万物流転」すべてのものは流れの中にあります
追い風には帆をはり 向かい風にはオールを漕ぐ
その流れを正しく深く知ることが大切です
流れに従って流れを制す
( 小堀流泳法の要諦)
流れに逆らうのは徒労でしかありません
ワクチン接種率から見るとまだまだ先かもしれませんが 私たちはアフターコロナの新しい社会をそろそろ視野に入れるときに来たのかもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました