最初の稼働すべきが守備本能
人は「人を知りたい」「自分を知りたい」と思い続けてきました
心理学というと西洋で生まれた学問と思いがちですが、人間学という点では東洋の方が優れているのではないかと思うことも多いです
道教思想の三部門〈哲理〉〈宗教〉〈神仙〉のうち神仙=自然哲学を主とし、医術・天文・歴術などから生まれた『人の五本能』を私は良く活用します
心理学・行動心理学などと並行して使っている知識です
店を出したいとなればまずは『支出の把握』からです
「必要経費はいくらか」
「毎月のランニングコストはいくらか」です
個人で言えば「いくらで生活できるのか」になります
「支出なんてつまらないよ!どうすれば儲かるか!どうすればお客さんが喜ぶかから始めないと・・・」と思いがちですが、そのような攻撃・前進本能を稼働する前にまず最初は『守備本能=守る』を稼働させるべきなのです
進学・クラス替え・就職・転勤・転職など新しい人間関係の中に入る時は『守備本能』が最初に稼働します
沈黙は金
何かを守るという行為をなす時は、守るのですから変化させてはいけないのです
『動かない』『静』が基本です
コロナウイルス蔓延したならば「外出自粛」「人流を抑える」「人と接触しない」などが守る
逆にコロナウイルス撲滅などは攻撃・前進の『動』が基本です
守るにも〈個人で守る〉〈集団で守る〉があり、集団で守る場合は『和合性』いわゆる誰とでも上手くやっていくことができる能力が必要です
個人で守る場合は『頑固』でなければならず、ひたむきな強さも必要です
頑固者というと口うるさい印象ですが、真の頑固に必要なのは『沈黙』です
言葉のやり取りは自分が変化してしまう恐れがあります
基本的に優れた守備本能の持ち主は『沈黙は金』なのです
サイレントHIRO
守備本能が元々強い人は音に敏感です
こちらは気が付かないのに「今、聞こえた?」などと言ってきます
守備・防衛の基本はレーダーなのかもしれません
ちなみに攻撃・前進本能が強い人は臭いに敏感で、よく臭いをかぎます
逃げ足も速いです
猫と犬を比べてみるとわかりやすいです
守るも攻撃も『強さ』が必要です
強いとは腕力だけでなく〈権力〉〈財力〉〈知力〉などの力と〈守る力〉〈攻撃する力〉は比例します
「部下を守る」「子供を守る」「会社を守る」「国を守る」
攻撃力の優れた人が人目を引くHIROなのに対して、守備力の優れた人は目立たず、ひたむきに活躍する『サイレントHIRO』といえます
よく目を凝らして観てみると「この人のお陰で守られていたんだな」ということがわかります
社会に出てすぐに「サラリーマンは自己責任と自己防衛」と言われましたが、自分を守る・目下や子供を守る・自分の守備範囲を守るなどは最初に身につけるべきスキルだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました