算命学 人生の羅針盤
「人は自分の性格と異なる運命には出会わない」  人の命式に良し悪しはなく あるのは「陽転」と「陰転」だけ 
天中殺

天中殺の影響を受けやすい人・受けにくい人

天中殺に敏感か否か

「今年と来年は天中殺の年だ!」と思うとなんか憂鬱になりますが、なにもおこらない時もあれば、不幸が重なる時もあります

「天中殺の年は気の持ち方が大切」といわれても、気にする人は気にします

天中殺や天剋地冲などの乱気流から、半会や支合などの上昇運までいろいろな運気が巡ってきますが、この運気に対して敏感に実感する人、あまり実感のない人の差は西方の十大主星でわかります

西側は物事の結果なのです

貫索・石門・車騎・牽牛・禄存・司禄などの現実の星があると上がったり下がったりするのが実感しやすく、天中殺の現象もハッキリ出てきます

鳳閣・調舒・龍高・玉堂などの精神の星があるとあまり実感がなく、天中殺もなんとなく・・・という感じ方です

敏感なのも鈍感なのもどちらにも一理あります

AAA-敏感鈍感

 
 
運気のアドバイスをする時に聞いている方が実感している、していないは重要です

運命も鮮明に出るか不鮮明に出るかはっきりします

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能動的なほど天中殺の影響は強く出る

天中殺現象は外側(社会・仕事)内側(家庭)のどちらか一方のみにあらわれます

外側にあらわれれば家庭は平穏で、内側にあらわれれば仕事の前進力は衰えません

能動的な仕事の人ほど強く現れ、受動的な仕事の人にはあまりあらわれません
同じ人と接する仕事でも、自分から動く仕事である営業などは強く出ることが多い職務で、逆に患者を待つだけの受け身の商売である医者などはあまり強く出ません

専業主婦や学生など社会で稼いでいるわけではない人もほとんど影響はなく、外で必死に稼ぐ大黒柱の方に影響が出ます

専業主婦の妻や学生の子供の分の天中殺を被らなければならないのが夫・父親ですから、まさに「男はつらいよ」になります

夢・欲求・希望の場所が正常なのに、東=現実の未来の場所、行動の場所が無となる為に苦しむのです

年運天中殺の過ごし方としては、やはり

あるがままで無理をしないこと

力まないで自然に逆らわないこと 

です

なんとなく心が不安で動いてしまう人や「なんとかしなきゃ!」で活動的になる人ほど苦しくなります

影響が強い人と弱い人

天中殺にも

12年に2年間の『年の天中殺

12カ月に1度の『月の天中殺

12日間に2日の『日の天中殺

120年に20年間の『大運天中殺

宿命(生まれながらに)にもっている『宿命天冲殺

などたくさんありますが、一般的には12年間に2年間まわる『年運天冲殺』が用心すべきときでしょう

天中殺、大殺界、空亡、これらの影響を強く受ける人、受けない人をまとめると
天中殺の影響を受けない人、または軽い人とは

頑固で自分のことしか関心のない人

いわゆる厚かましい人で、この人はあまり影響がありません

宿命に(生まれながらに)天中殺を所有している人
日座冲殺、生年天中殺、生月天中殺など所有している人はもともと天中殺の免疫のようなものがあり、影響をあまり受けず受けても軽く済みますが、新しいことなどはやらずにできるだけ大人しくしていましょう

先祖供養をしっかりしている人

これはご先祖様が守ってくれるからでしょうか? 四柱推命の師匠が非常にうるさく言うのが先祖供養です

貫索・石門星を持っている人

いわゆる比和の組み合わせを持っている人ですが、この二つは守備本能の星なのでなかなか守りに強い星ですので天中殺には強いとされています

逆に天中殺の影響を受けやすい人は

社会でバリバリ活躍してる人

年運天中殺は『年支=社会の位置』の天中殺ですから、積極的で活動的な人ほど受けやすくなります

欲をもって動くと影響を受けやすいです

人の為によく働く人、人の気持ちがよくわかる人
これはなんか気の毒ですが、昭和末期の豊田商事にだまされたお年寄りはみな天中殺のときに、性格のいい人たちが引っかかったそうです

天中殺期間中はあまりいい人たちが近寄ってきませんので、詐欺などのはくれぐれも注意すべき期間です

天東殺、天南殺、天西殺、天北殺、天中殺と5つあるのですが、影響の強い天中殺にスポットがあたります
天中殺も、東方天中殺、中央天中殺、西方天中殺の3つがあります

天中殺は『空間と時間の結合がゆがんだ状態』であり、やはり欲を持たないことが一番で、礼儀正しく、感謝の念を常に持ち、人のために尽くす行動が大切であり、そう生きれば天中殺あけには人格がひとまわり高くなっています

「天中殺は恐ろしいもの・・・」と決めつけるのではなく、時空間の不安定な時期だという構造をよく理解することが大切ではないでしょうか

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました