算命学 人生の羅針盤
「人は自分の性格と異なる運命には出会わない」  人の命式に良し悪しはなく あるのは「陽転」と「陰転」だけ 
ビジネス算命学

天中殺が絶好調だった人

天中殺の期間とは

天中殺というと「何をやってもダメなとき」や「なにか悪いことが起こるとき」などと思い込んでる人が多いようですが、正確には『空間と時間の不適合接合』という現象です

下がるときは普段より大きく下がりますが、上がるときには逆に大きく上がり中庸が保ちにくい期間と言えます

大きな実績、成功もありますが終わりが美になりません

私も新潟の支店長時代に天中殺で飛ぶ鳥落とす勢いで伸ばしたことがありますが、中越大震災で急転直下落ち込みました

本来、天中殺の時は『謙虚になり、感謝の意を込めて組織や周りの人間関係に尽くす、奉仕するとき』なので、自分の実績の為に欲望をもって行動することはマイナスになりやすいです

そのことにより天中殺後、人格・運格が上がるのです

自然界でいえば冬眠期で活動を中止すべき時ですが、現代社会で「天中殺期間なので2年間会社を休ませてください」などは出来ません

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天中殺期間に伸びる人もいる

通常、人の運気は管のような中で動いており、下がり過ぎないように、また上がり過ぎないように動いていますが、天中殺期間はこの管がなくなるので下がる時は下がり過ぎ、上がる時には上がり過ぎます

そう、天中殺期間は下がるばかりではないのです

上がる時には実力以上に大きく伸びるのです

アドルフ・ヒトラーは20年間の大運天中殺にいたそうです

伸びに伸びて、最後は美にならないのも天中殺です

天中殺期間が絶好調だと

従って、天中殺の力を借りて大きく伸びて大成功を収める人もいます

たいがいは、傲慢でやななタイプが目につきます

人間の運気は良すぎてもダメなのです

努力もなしに、実力もなしに伸びた運気はその人の人格と運格にとって『』だといえます

人は陰陽のバランスをとって成長していきます

耐えるべき時に耐えねば忍耐力はつかず、謙虚になるべき時に謙虚さを学ばなければ徳は身につかず、磨くときに磨かねば能力は身につきません

真の実力と強さを得るために、山中鹿介のように「願わくば、我に七難八苦を与えたまへ」と試練を求める人もいます

陰が極まれば陽となる、陽が極まれば陰となる」と言いますが、中途半端な陰転は中途半端な陰転にしかならないので強烈な陰転を望んだといえます

辛いこと、厳しいこと、嫌なこと・・・というと、伸びる、成果を出す、成功する・・・というバランスよく入り混じって人間の運格が出来上がっていきます

人が人生を生きるとは『陰を自ら求め陽を喜ぶ世界』と言えます

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました