好奇心で偉業を成し遂げた森英恵さん
日本のファッションデザイナーのパイオニア森英恵さんが96歳で死去いたしました
アジア出身のデザイナーの名は西洋のファッションの中心地でほとんど知られていなかったにもかかわらず、世界で活躍したファッションデザイナーです
人生で大切なものは『好奇心』だと言います
「好奇心だけでここまで上り詰めた」と森英恵さんは語っていました
正に『努力は夢中に勝てない』ということがよくわかります
子供の頃は「あっ、面白そう!」と好奇心いっぱいなのですが、少しづつ大人に摘み取られていくような気がします
「宇宙飛行士になりたい」
「絵本作家になりたい」
などと言うと「そんな仕事は・・・」と否定する大人は多いです
「夢を持つのはいいことだ!」と言いながら、夢を語ると否定する・・・意外に子供は残酷な環境にいるのかもしれません
私の住んでいる地域の県内でもTOPクラスの進学校で「ファッションデザイナーになりたいから専門学校に行く!」という女子高生がいたそうです
教師も親も「早稲田か慶応に進学するように」と必死に説得したそうです
友人も「せっかく難関校に行ける能力があるのに・・・」という意見ばかりだったようです
誰も共感者がいない中、自分の意志を貫いたようですが世の大人はこんな人が多いです
変化を嫌う人もいる
「DXを推進する?最大の難関は社内の反対勢力ですね」とコンサルタントに言われたことがあります
「必要性と将来の展望はしっかり説きます」というと「とにかく変化することが嫌なんですよ!」と返されました
「PCが導入された時もそうでした、とにかく難癖付ける人はいます」
多くの会社を観ている人の見解です
私にも経験があり、本社に来たばかりの頃「俺にはPCメールをするな!付箋に書いてPCに貼っておけ!」と言われました
そちらの集団はPCを使っている気配はなく、PCが付箋を貼る連絡ボードのようになっています
女性スタッフからはその集団は『カブトガニの生息地』と呼ばれていました
何億年も進化しない生き物という意味のようです
令和の現代はさすがに絶滅したと思いますが、変化を嫌う人は多いです
様々なテクノロジーが進化していき、変化は年々早くなっていますが、2030年からはさらに加速し、2040年は別世界と言われています
これからの子供達は変化に強い、変化対応型の子供に育てなければなりません
変化対応型の子に育てるために
私が本社に転勤し本格的にPCを使いこなすようになった頃のPCの師は50代の社員でした
「これはいろいろな機能が詰まっていて便利で面白い!大学生の娘より上達が早かった」ととにかく楽しそうに語ります
当時の私は20代、テクノロジーは年齢でなく好奇心のようです
子供たちに
「新しいテクノロジーはすぐに取り入れろ!たくさんのものをマスターしなければならないぞ」
「これからは変化が激しくなるぞ!しっかりついていくんだぞ!」
などと『変化=努力で対応するもの』と摺り込むのではなく『変化=楽しいもの』と思わせるべきです
とにかく子供は教えなくてもスマホは使いこなし、ゲームは恐ろしく上達します
楽しい・面白いからです
「新しいテクノロジーでどんどん便利で快適になる!面白いからすぐに取り入れてみろ!」
と嬉しそうに楽しそうに語り続ける方が変化対応力は強くなりそうです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました