声でわかる相手の心情
昭和の通信手段といえば電話と手紙でした
そのうち携帯電話ができ、メールが簡単に出来るようになると「メールは嬉しい!俺向きの通信手段だ!」と喜ぶ友人がいました
前回『孤独の方が精神的に安定する』という内容を述べましたが〈集団でいるメリット〉が減少した現代では、通信手段はLINEで事足りるのかもしれません
これからもより便利な通信手段が出来ていくと思いますが『声を聞く』ということは意外に大切だと思います
文字だけではわからない相手の情報が伝わります
さらに直接会えば五感で相手がわかります
「意外に元気がなく疲れているな」
「機嫌がいいな」
「少し怒っているな」
メールより電話、電話より直接会うことの方が相手がよくわかります
「声だけで意外に人の心はよくわかる」
「一目見れば多くがわかる」
耳と目から入ってくる情報は重要です
声にも好みがある
私達は容姿に好みがあるように、声質にも好みがあり、相手の好感度に与える影響もあります
〈声質〉〈声の大きさ〉〈話すテンポ〉には好感を抱きやすいもの、そうでないものがあります
人によって好みはわかれますが『高い明瞭な声』は一般的に好意を抱かれやすく
男女ともに『鼻声』は好感を抱きにくい傾向があります
私達は会話をする相手の声質によって、その人の性格的傾向をイメージする習性があるそうです
おっとりゆっくり話す人は「穏やかでおとなしい人」
大きな声でテンポよく話す人は「エネルギーがあり積極的な人」
と勝手にその人のイメージを決めてかかるところがあります
声の雰囲気は、その人の人格そのもののイメージに大きな影響を与えます
自分の声質が、他者にどんな影響を与えるのか考えてみる必要があるのかもしれません
声質で抱かれるイメージ
人間の声質から受ける印象について調査した実験では
・声の高い男性はやさしいイメージを抱かれやすい
・声の高い女性は外交的なイメージを抱かれやすい そうです
ハッキリした声で話す人は
・男性だと生き生きしているが高慢なイメージを与える
・女性は活発そうだが面白みがないというイメージを与えるようです
同じ声質でも男女差があるようです
話すスピードにもイメージがあり
・話すのが遅い人・・マイペースでおっとりした人
・話すのが早い人・・せっかちですぐにイライラする人
と感じられやすいです
外見同様に声にも抱かれるイメージがあり、あまり安易に他者の性格を決めつけることのないようにしなければなりません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました