良い人間関係を築くための行動心理学
行動心理学の実験結果は〈大多数の人間の心理的特性〉であり、一般的傾向です
人間はだれしも『癖』をもっています
また、心理学的な事象とは関係なく触れるしぐさもあります
正しい解釈でも間違った解釈でも、しぐさから読み取った解釈をそのまま相手に伝えるのは避けた方が無難です
あくまで一般的傾向ですので決めつけないでください
「あなた今、不快に感じているでしょ?」
「それうそでしょ!だって〇〇したから」
などは正しくても、間違っていても相手はいい気分ではありません
しぐさから読み取った相手の心理は、良い人間関係を築くためのヒントとして活用してください
『相手を不快にさせない知恵』
『人に騙されない知恵』
と理解してください
人の心理状態を口の表情から読む
〈 口を大きく開ける 〉ことは無防備=心を開放している証明です
大きく口を開けて笑ったり
対面で食事する
あくびをする
などは心の距離が縮まります
一方〈 閉じた口 〉はストレスを感じている表情です
唇が消えるほど強く口を閉じるしぐさは、強い不快感やストレスを感じ、自信も失いかけていると読めます
すぼめた口は子供や女性に多く見られる姿です
反対意見をもっているのに言えない
心の中に全く別の主張をもっている
怒られた・注意された・できなかった場面でよく現れます
下唇をかみしめながら閉じるのは、緊張を落ち着かせようとする時にしがちです
会議で自分の意見を述べるとき
試験の直前など、気持ちを鎮めて落ち着かせようとする時によく現れます
口を閉じるしぐさはネガティブな感情の表れです
人の心理状態を瞬きから読む
私達は一日に何度も瞬きをします
基本的には『目を守る』ためですが、心理的葛藤も現れます
嘘をつくと瞬きが増える
私達は興奮したり、イライラすると瞬きが増えます
心配なことがあったり、困った状況になっても瞬きが増える傾向にあります
嘘をつくときも瞬きの回数は増えます
困惑しているとき瞬きが増える
状況に困惑しているときも瞬きが増えます
状況が正しく把握できず、どう答えていいのかわからない状況では瞬きが増える傾向にあります
必ずしも『瞬きが増える=嘘』ではありません
目や口などの表情は『心のキャンパス』と言われます
ここから〈相手の不快感〉を読み取り、相手が不快感を感じない方向に切り替えていくことが大切です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました