会社に縛られた人生は望まない
大手企業で出世をしたければ転勤はつきものです
最近は出世も転勤も管理職も望まない若い世代が増えてきているようです
某建設会社の常務と話をしていた時のこと
「最近の若者は転勤拒否をしてきて困ってる」と言っていました
X世代の私は同期166名の100%が転勤拒否できない社員群でした
「出世のためには転勤やむなし・・・」という空気です
大学の同級生からは『転勤て国内だけだろ!いいじゃないか!俺は来月からタイに転勤だ』と『会社の奴隷だけど終身雇用と高額給与が保証された』のが私達の世代です
「転勤嫌なら地元の中小企業に就職しろ・・・」と大学のキャリアセンターでも言われたくらいです
同じ学校を出て〈大手企業で転勤人生〉と〈地方企業で転勤のない人生〉どちらが良かったのかは考えさせられるところです
卒業をしたころは野心もあったので迷わず全国転勤の大手企業でした
一生を同じ地域で暮らすことは選択になく〈遊牧民〉のように旅の生活がしたかったのです
若かったので「知ってるようで何も知らない」のが逆に強みでした
様々な地域に住んだことは視野が広がったことと、マンネリ防止と、思い出作りには良かったと思っています
ただどこに行かされるのかはわかりません
辞令1つで全国に異動させられます
今の会社も自分の事業の一つ
現在の会社は原則転勤はありません
全国にあっても本人の希望と会社の意向が一致した時だけです
『転勤拒否=退職』という最初の会社とはえらい違いです
若い世代が転勤を嫌がるのは「そこまで会社に縛られたくない」という意識の強さです
なかには「日本全国ダーツの旅みたいで面白い」という若者もいますがまれです
『サラリーマンも自分の事業の一つ』という発想は年々強くなってきています
副業も当たり前になってくると思います
現在は日本の55%の企業が副業禁止ですが、これは昭和入社の社員がいなくなるのと連動して変化してくると思います
収入で見れば「サラリーマンが副業」という人もいるくらいです
本業のIT関連の会社で年収1000万なのに〈A社で20万〉〈B社で15万〉〈C社で5万〉の収入を得ている方もいます
リモートワークが普及したからこその働き方です
お金もそうですが、将来自分の会社を作るために『スキルをアップさせたい』もあるそうです
会社は『学びの場』なのです
よく飲み屋で〈番外編社外キャリアカウンセリング〉している若手社員も副業の情報交換しています
薄給ながら皆、年200万以上を全員が貯めています
私の若い頃より格段に立派です
「株の持つ複利の力は凄い」
「6000万にして経済的に自立する」が彼らの目標のようです
一昔前よりは非常に株式投資しやすくなりました
加えて彼らZ世代は『情報力』と『時間』があります
『Z世代の20%は40歳でFIREする』と言われてるようですが、Y世代の〈FIRE成功例〉が多く発信されれば50%以上はFIREすると思います
6種の働き方
・会社に縛られない生き方を目指す
・企業は自分磨きの場 スキル習得の場
・社会貢献できている企業か否かが重要
・就職も自分の事業の一つ
・複業は当たり前
になってくると思います
既に副業しているは 22%
始める準備・考えてるは38%
これは増え続けると思います
日本の働き方は『メンバーシップ型』で総合的な人材を求める傾向にありますが、今後は『ジョブ型』で『最適な人材を充てる』働き方になっていきます
必要な専門スキルをもった人材を
必要な期間限定的に雇用する
産業も、求められるスキルも、働き方も変化していきます
①ジョブ型・・仕事の範囲が限定的な専門職
②副業型・・・正社員+他の仕事
③複業型・・・複数の仕事を多数抱える
④ギグワーク・・好きな時に単発で仕事探し
⑤ワーケーション・・仕事と休暇を兼ねるリモートワーク
⑥週〇日勤務・・勤務日数を限定する正社員雇用
という多様化した働き方が出てきます
労働観も昭和の『滅私奉公型』から『フリーランス型』に思考変化していくのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました