セロトニンが少なく不安症な日本人
新入社員からシニアまでよくカウンセリングを行います
カウンセリングしていても「自己肯定感低いな・・・」という人が日本人には多いです
「僕なんか全然だめです」
「周りの協力のお陰です」
ほめても、なだめても効果薄です
もともと日本人はセロトニン運搬遺伝子が少なく
セロトニンが多いLL型は4%しかいません
次に多いSL型も31%
最も少ないSS型が65%とほとんどがセロトニンの少ない人間です
欧米人やアフリカの人たちはセロトニンが多く、楽観的でストレスの多い環境でもたくましく育ちます
日本人の場合は不安感が強く、ストレスを加えられるとすぐに枯れてしまいます
ただ最適な環境では大輪の花を咲かせるので『日本人はひ弱な蘭』と呼ばれています
咲く場所を選べばいいわけですが、社会や企業はそこまで考慮してはくれません
LL型の人が対して気にならない環境でもSS型の人には「ブラック企業だ!」と感じたりします
褒められたら否定せずに受け入れること
不安感が強いからこそ「こわれたらどうしよう・・」と考えるので「日本製品は壊れない」など良質な製品を作り上げます
「すごく細やかな気遣い」「そこまでしてくれるのか」というおもてなしも海外からの評価は高いです
とは言え、人から褒められても素直に受け取れず、自己嫌悪してしまう人もいます
これは褒めてくれた人も否定することになります
本心から褒めてくれているのか
お世辞なのか
何か計算があるのか
単なる社交辞令なのか
わかりませんが「ありがとうございます!嬉しいです」とすべてを受け入れて感謝することが良いと精神科医は言っています
相手の誉め言葉は無条件にいったん受け入れる
褒めるとは『言葉の贈り物』なので、贈り物をもらったら「ありがとう」は礼儀だと思います
そして「あなたのお陰です」と加えれば、良い連鎖を起こします
人生は自分が主役
「私なんかまだまだです」「そんな褒められるようなことはしていません」
とにかく日本人は謙虚を美徳としています
たしかに美しい精神だと思います
謙虚さはいいことだとは思いますが、日本人に薄いのが『自分の人生は自分が主役』だという意識です
イギリスに
この世は舞台
人はみんなそれぞれの役を演じる
という言葉があります
人には天からそれぞれに合った役割が与えられており、それぞれがその役をこなしてこそ社会が円滑に廻っていくという意味です
日本人は『使命感を持つと強い』とも言います
謙虚さは美徳だと生きてもいいのですが「これは俺がやらねば!俺の役割だ!」と時に強く出ることも必要だと思います
『自我は弱くても使命感は強い』が理想的な生き方かもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました