人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
シニアの働くを考える

伸びた人生のライフプランを見直す

ライフモデルは平均寿命からつくられている

初めて中国を統一した秦の始皇帝が次に求めたのは不老長寿=永久に生きられる身体です

中国統一も部下たちにとっては難題だったと思いますが、不老長寿薬を手に入れろという命令はそれをしのぐ難題です

「不老長寿の薬草を知っているので、そこにたどり着くための資金が欲しい」という詐欺のような連中も多数表れたようです

老子の道教も健康長寿を理想としています

飢えや病気と闘いながら、人類は健康長寿社会を創ってきました

長生きが良いか悪いかは哲学的問題として、現実にはどんどん長寿になってきているのは間違いないことです

昭和末期の平均寿命は70歳だったので学習期20年・労働期35年・老後15年で55歳定年で、15年間は年金暮らしがライフプランでした

この学習期の約20年と年金支給の15年は固定と考えた方が良さそうです

となると寿命の延びと共に伸ばさなければならないのは労働期になります

いわゆる『親が面倒をみてくれる学習期』と『国が年金で面倒をみてくれる老後』以外は、自分で何とかしなければならない期間と言えます

寿命が100歳になれば、自分で何とかする期間は65年間になります

とやかく言われる役職定年制度ですが、55歳定年だったら途中で役職解除はしなくてよかったと思います

寿命が85歳前後の現在でも、労働期は50年間になりますから「半分が70歳でも働いている」というのはうなずけます

学習期と言っても15歳で働く人もいれば、博士号をとるために30歳近くまで学習する人がいて15年近いばらつきがあり、老後はもっとばらつきがあります

長生きの人の共通点 

哲学的に考えず「長生きすることは正しい」としましょう

そうなると一番大切なことは『健康』で次が『お金』となります

知性・教養・人とのつながり・子供・名誉など叫ぶ人はいますが、人それぞれなので省くとして、お金=収入の得方を考えたいと思います

以前『年金プラス10万円』をテーマにしたことがありますが、「定年延長してとにかく雇ってもらえ」ではなく雇われる以外の方法を模索すべきということが言いたかったのです

理学博士の小林 武彦さんの話では、90歳を超えても仕事をされている方は少なからずいるが共通点は自営業であることと体を動かす仕事であるということだそうです

今後、定年制の見直し(延長)はあるかもしれませんが、定年制が完全になくなることはおそらくないと思いますし、雇われの身では定年以外でもいつ会社を辞めることになるかもしれません 

生涯働こうと思ったら、資格を取ったり、自営業的な仕事を模索しておくのは大切だと言います

『リスクのある自営業より、すべて面倒をみてくれるサラリーマンの方がいい』というのはもはや昭和の発想です

欧米ではしっかり働いていても、いきなり解雇通知がきて失業などは日常ですが、日本の場合は労働法にしっかり守られています

素晴らしい人間関係で、好きな仕事であれば定年延長でもよいですが「20歳も30歳も年下に指示されるのはヤダ」「自由度が少なく肉体的にもきつい」という声が多く、健康長寿は遠のきそうに見える人も多いです

長い間『従業員はお得』という文化で、それが『日本人は失職に弱い』『起業しようとする意欲が弱い』となっていきます

自営と言われてもピンとこない

よく仲間で「定年後自分で何をするか?」をよく話し合ってますが、正直パソコン業務系が多く「身体を使う」の案は少なかったので、考え直さなければなりません

100歳過ぎて飲食店をしている女性を見ましたが 、休みの日はないそうです

『美味しいものを提供して喜んでもらうのが好き』

『昔から通ってくれる人の為にもやめられない』

『とにかく楽しい』そうで、苦痛ではないそうです

こう言う人が真に豊かな老後なのかもしれません

60歳を過ぎれば、子供の大学の学費や住宅ローンもほとんどの人がありませんので、さほど生活費は掛りません

楽しく働けて、新入社員並みの収入があればいいわけです

パソコンとスマホがあれば、ある程度稼げる時代にはなってきましたが、小林さんの言う身体を使う仕事ではありません

産業医にも1日8時間以上座る仕事をしている人は寿命が短くなると言われたこともあり、ある程度身体を動かす仕事が良いのは確かなようです

60代の人を見てると

「60代って一番いい時だよ!仕事もなくなり、まだまだ元気で好きなことをして楽しめて毎日が楽園だよ」という人と

「結局若者が嫌う仕事を安い賃金でさせられて、子供のように若い世代に指示されながら、肉体も精神もきつい」という人に分かれる気がします

NISA貧乏という言葉が最近流行ってますが「今の50代・60代を見て、晩年に備えなきゃ」とNISAにかなりの金額を毎月つぎ込む20代~40代が増えてきているそうです

ライフプランの最も問題なところは「何歳まで生きるかわからない」ということです

老後に備えてインデックス投資も必要だとは思いますが、いかにして長くなり続ける老後に、健康的に楽しく収入を得るかも重要だと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうござい

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています