人間学は分類学
大学時代は「スキーサークル」の他に「心理学研究会」に所属しておりました
秋の学園祭では連日『無料心理テスト』をやっており、ここで大量の心理分析データが収取できるので非常に重要な行事でした
1年生の時は「心理学の実践的な勉強にもなるし、せっかくの文化祭まったりやろう!」と思っておりましたが、ふたを開けると毎日長蛇の行列!
「こんなに心理学に興味のある人はいるの?」とびっくりしたのを覚えています
ただ、なにやら気難しい心理学などというものに興味のある人はほとんどおらず 、みなさん「自分の性格をよく知りたい」 「自分の長所、短所を知りたい」という方がほとんどで、 カップルは「二人の相性は?」 という問いが多いです
心理学、占い、なんでも『人間学は分類学』です。
「この分類方法だと、この型!」というように、なんとなくでとらえている自分の性格をもっと高い技術で客観的に知りたいという欲求が人にはあるようです
毎年400人近いデータが揃い、あとの集計・分析も大変ですが、これはかけがえのないデータになります
「己を知る」ということは人生の中で1番重要なことかもしれませんね

人は集団で生きる動物
動物の多くは群れをなす種類が多いですが、夫婦のみで行動するもの、全くの単独行動のもの、いろいろな行動パターンがあります
その中で人間は『集団への所属欲求をもつ社会的動物』と言えます
一人で生きるよりは他人と協力し、助け合いながら生きていく方が便利で安全だからです
そのために生じる行動として「人の目を気にする」 「マイナス評価に敏感になる」 などが発生してきますが、これは基本的には集団から外されることを嫌がるからです
「人に受け入れられたい」 「安心できる居場所が欲しい」 「誰かとつながっていたい」 という強い所属欲求を持っています
そういう意味では、集団との間になんらかの問題や不満などがあると、不安・ストレスとなり、精神が不安定になる方も多くなります
ただ、集団性には個人差もあるのも確かで、集団のなかで行動する方が良さが出る人もいれば、一匹狼で行動するほうが生に合ってる人 もいいます
評価されることを無意識に望み、SNSに『いいね』がつくのが嬉しいのはその為です

心の自然治癒力を引き出すのが心理カウンセリング
人間の体には「自然治癒力」があり、ケガや病気を自分自身で治します
医者の治療や薬はその補助的なものです
人の心にも自然治癒力があります
心理カウンセラーが「的確なアドバイスをしてくれたお陰で精神が安定した」などと聞きますが、実際はほとんどがクライアントが自分自身で心を整えたのです
「カウンセラー?うんうん感じよく人の話を聞くだけの仕事ね!」などと冷やかす人もいますが、クライアントが話しながら自分で自分の心を整理して、自分で解決に導くことへのサポートが心理カウンセリングです
不満、悩み、うっぷん、憂鬱、怒り、悲しみ・・・・ 負の感情もたくさん蓄積されます
カウンセリングはコーチングが「動」であるのに対して、傾聴・共感、つまり聴くことが主なため「静」といえます
心理カウンセラーは、心の悩みや問題を解決するための援助方法を「教える」のではなく「いっしょに考える」という姿勢なのです
最初、職場の上司の悪行を100%相手が悪いように語っていた方が、考え方が整理できてくると「上司も大変だと思います、私たちが・・・だから」と考え方が整理できると観方も変化してきます
自分自身への理解
他者への理解
対人関係への理解
という3つの理解を深めることが重要で、この理解が深まると問題解決の糸口が自然と見つかります
『心理療法』は理論や実施法を細かくわけると400以上ありますが、どの心理療法を選ぶかはカウンセラーの性格が影響します
〈自分で問題解決する力を身に着けさせる〉のが主な目的です
日本人は精神科医や心理カウンセリングへ足を運ぶことに抵抗があるようですが、欧米では日常であり、初動の遅さが精神の病に直結しているようです
「子供が傷つかずに大人になることは不可能」と言いますが、人は何度も心に傷を負いながら、自分自身で治癒して成長をしてきたのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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