平均点主義の日本
民族・国民性など国によっても特徴があります
たとえば沈み始めた船で乗客を海に飛び込ませるのには
イギリス人・・紳士ならここで飛び込みますよ
アメリカ人・・ここで飛び込めばヒーローですよ
イタリア人・・飛び込めば女性にもてますよ
日本人・・・・皆さん飛び込んでますよ
だそうです
「同い年の人は平均年収いくらだろう?」
「同い年の人はどのくらい結婚しているんだろう?」
日本人は平均値を気にするところがあります
よく言えば「和合性がある」「常識的」
悪く言えば「同調圧力に弱い」ということでしょうか・・
平均値より上なら安心し、下だと気がかりになる
「コミュニケーションは得意な方だが、パソコンは同期入社より遅れてる」
「ほとんどの同期がWordもExcelもできる!自分は劣っている・・」
良くも悪くも全体との釣り合いを意識します
一芸に秀でた人材の時代
一昔前は「総合職か、一般職か・・」という時代もありました
総合職といえば、様々な職種を経験してマネジメント職になっていく社員群で、よく言えば「すべてそつなくこなせる」「職種の経験が豊富」な社員でした
私も、採用・営業・支店長・教育研修・営業企画・営業部長など経験してきました
営業経験が採用・教育・企画それぞれに生きていたのはたしかです
ただこれからは「一芸に秀でたスペシャリスト」の時代になっていきます
「あれもこれも平均点にできる」より「あれもこれもイマイチだが、○○だけは群を抜いて素晴らしい」という人が活躍していきます
群を抜いて素晴らしい能力は「好きな事=夢中になれるもの」でなければ難しいです
努力は夢中に勝てないのです
「努力してすべてを平均点以上にする」より「夢中になるものを誰にも負けない技にする」ことにシフトしていきます
スペシャリストの時代になっていきます
日本は働き方の変更が要求される
橘玲さんの仕事の分類によると
働き方1.0・年功序列・終身雇用の日本的雇用
働き方2.0・成果主義に基づいたグローバルスタンダード
働き方3.0・プロジェクト単位でスペシャリストが離合集散するシリコンバレー型
働き方4.0・フリーエージェント
働き方5.0・機械が全ての仕事を行う
とあり、機能不全に陥った日本型の1.0を2.0に変えようとしたのがアベノミクスの「働き方改革」だそうです
GAFAMが日本から高額で優秀な人材を引き抜いています
新卒でも優秀なら年収数千万円で採用しています
日本が1.0を2.0に変えようと頑張ってますが、世界は3.0を4.0に移行しつつあります
フリーエージェントが世界のスタンダードになりそうです
「フリーエージェントなんて競争が激しくない?」と聞くと
「サラリーマンの方がよっぽど競争が激しいよ」とかつての同期に言われたことがあります
平均点以上をすべての項目でクリアしている総合職のような人材より
一芸に特化した人材が生き残る時代に向かっているようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました